ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

2018年01月

一山超えてまた.... ... 続きを読む
クロ18
結局肺が白くなったまま
改善が見られず
クロは昨晩から酸素室に入ったまま とのこと。

美味しくボイルしたササミや野菜
ヨーグルトなど
クロの好物を沢山持参してお見舞い。

グッタリしているクロを見るのは
勇気が要るが
仕方ない....

「クロちゃん、お見舞いに来ましたよ。」
クロ19
病室を覗くと
 私を見てハッ!としたクロ。

ギャン!

母さんここから出せ!
ギャン!ギャン!

もうここ数日、なにがなんだかわからないんですけど!
ギャン!ギャン!ギャン!

今日は連れて帰ってくれるんでしょうね?

....ぐったりしていなかった。
くろ21
先生「興奮すると良くないので
       別室でお話ししましょうか(笑) 」
あつを 「はい。」         
       (せっかくの美味しいおみやげ
           食べさせてあげたかったなぁ)

 見た目は元気そうなクロだが
病状は良くないらしい。

先生 「このまま肺の白みが治らないとすれば
*肺がん
*膠原病
*心臓病
あたりが原因かもしれないです。 」

は?

 先生「とりあえず酸素室で
      経過観察となりますが
        覚悟していただく必要が
        あるかもしれません。」

....え?
 
ガンマガードと輸血を乗り越えるときに
とんでもなく覚悟したのに

覚悟し終わって
乗り越えたと思ったのに

また覚悟するのですか?

....そんな....

クロが元気に動き回るので
胸水を採取するのも難しく
 (本当はもっとグッタリするんですって)
今は原因が探れないのだそうで。 

今、この元気なうちに
なんとか打つ手はないのか?

だんだん元気が無くなるのを
ただ見ていることしかできないのか?

知識の無いわたしは
なんとももどかしい気持ちで帰宅。 

くろ20
書き終えてない
年賀状を書く。

年賀状には「クロちゃん今年で13歳」
とプリントしてある。
48
↑コレ、現物です


そう、来年は戌年。
クロちゃんは13歳になるのだ。

もう、年賀状にはそうプリントしちゃってあるのだから、
クロちゃん!
頼むよ。
2018年もチョコチョコ元気に
動き回っていてくれなくては! 
 
泣かないと決めたが
泣いてしまいそうだ。 

年賀状に集中する努力をした。
 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 




*本著の無断複写は著作憲法上で禁じられております。
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分かれ道、右に行く?左に行く? ... 続きを読む

クロ14
前回のつづきです


先生「レントゲンで肺が白く写ってまして、
    抗生物質を2種に増やし様子を見ます。
   エコーで胸水も確認されていますので
 何かあったら酸素室に移しますが
よろしいですか? 」 

ペットの処置は
その都度先生が飼い主に 確認するのだな。

改めて思う。


あつを 「はい。お願いします。」


今回の病気になってから
「血液検査しておきますか?」 
 「ガンマガードは高価で副作用があるかもしれませんが
投与しますか? 」
「輸血確保できました。副作用があるかもしれませんが
輸血してよろしいですか?」

何回もクロの人生(犬生)の
分岐点でのチョイスが
わたしに委ねられるのだ。
クロ16
私が選んだ道の先に
大きな落とし穴があるかもしれない
倒木があって行き止まりかもしれない。

どんな道を選んでもクロは
私を信じてくっついて歩いてくるのだ。 


体重3キロも無い
ちっぽけなクロの
命の重さは
私には耐えられない重さとなって
毎日のしかかってくる。

犬の病気に対する知識が無いので
 「とにかくクロができるだけ苦しく無いように
そしてこの病気に打ち勝てるように
なんとかお願いします!」

と、先生に何度も訴えることしかできないのでした。
....歯がゆい。

クロ17
今お世話になっている獣医さんを
信じてないわけではないのですが、
 (もちろん信じてます)
分岐点で正しい道を選びたい!
ただその一心で

 先生との電話を切った後

ネットで口コミの良い獣医さんに
何件も飛び込みで
電話相談してしまいました。
 
どの獣医さんも
お忙しい中、丁寧に相談に乗ってくださいました。

もちろんクロのカルテがあるわけでもなく
クロを連れていっての受診でも無いので
あくまでも参考意見を伺うという感じでしたが。

本当にココで複数の獣医さんの
お話を伺えたのは
私にとってプラスになりました。
 (ネット検索で恐ろしい記事に遭遇したりして
悪い妄想ばかりがふくらんで
前向きに考えられなくなっていたので)

ずっとセカンドオピニオンを
用意しておいた方がいいかもなぁ。
と思っていたのに
重い腰をあげなかった事を反省。
ペットは人と違って喋る事ができないから
体調管理にセカンドオピニオンは必要
かつ、心強いと思いました。
セカンドオピニオン

 
翌日の肺のレントゲン結果によって
また何か分岐点がやってくるのだな...
と思うと深いため息の出てしまうわたしでした。




クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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ガンマガードと輸血から一夜明けて ... 続きを読む
クロ13
24日の夜中は
獣医さんの元で
クロが点滴を頑張っているかと思うと
じっとしていられるわけもなく
というか
口から心臓は飛び出そうだし
下痢が止まらない。
頼りないお母さんでゴメン、クロちゃん!

(病院はスタッフが足りない上に施術が夜中なため
立ち会いは我慢してくださいとのこと )

家で携帯片手に待機するしかない。

星に祈ったり
神棚に祈ったり
ネットで今回の病名の
検索をしまくったり
 (それだけはやめておこうと思ったのだが
やってしまった )

時間の経つのの
遅いこと

獣医さんの開業の翌朝10時に
なるまで
何十時間も経った感じがした。 

無事でありますように...

無事でありますように...

無事でありますように...

朝10時

携帯が鳴った
病院からだ


 先生「 クロちゃん、点滴頑張って乗り切りましたよ。」
あつを 「あぁ。先生ありがとうございます!
  夜通しでお疲れさまです。」
先生「今  HCT30.6%まで回復していますよ。」
あつを「そうですかっ! 」
先生「今日は面会は無理なので、夕方また連絡を入れますね。」
 
あ〜。なんだか良くわからないけど、
一安心していいのかな。

ちょっと締め付けられる胸の感じが
緩んだ気がした。 


そして
夕方18時 
再度 先生からの電話。
先生 「クロちゃん頑張ってくれて、HCT30.3%維持してます。」
あつを「おぉ、そうですか!ありがとうございます!」
先生「ただですね...」
あつを「...?(嫌な予感) 」
 先生「レントゲンで肺が白く写ってまして.... 。」
クロ14
ー次回につづくー

IMG_4466

 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
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クリスマスイブの夜だというのに ... 続きを読む
クロ12
いつも掃除機をかけ始めると
クロが飛び乗るソファーの上に
クロがいない。
クロ13
ご飯が好きで
炊飯器の蓋をパカッと開けると
駆け寄ってくるクロがいない。 

たった一日の入院で
泣き出しそうになる
へなちょこな私。

絶対治るまで泣かない。

12月24日 入院2日目

朝の採血で HCT17.8% 
午後の採血にはHCT14%まで低下。 
-基準値は37.3〜61.7-

獣医さんと相談の上
輸血90cc
ガンマガード50cc
を夜20時から4時間ほどかけて投与してもらうことを決定。

ガンマガードは免疫の病気で"一時的な対処として"使用されるらしく
進行性の免疫病を一時的に持ち直しておいて、
その間に薬を効かせたり
治療を行うということのよう。)

この薬が効いてくれることを祈る。

バイトで遅くに帰ってきた息子と
とりあえずクリスマスイブなので
ケーキを食べた
クロ11
こんなに味のしないケーキは
生まれてはじめてだ。
砂を噛むようなって
こういうこというのかな。

ひたすら空に向かって
クロの無事を祈る
クリスマスイブの夜でした。




クロちゃん頑張ってます。
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とうとうクロちゃん入院。 ... 続きを読む
12月19日
獣医さんに再診
ふたたび採血

あわせて攻核抗体検査
(免疫介在性溶血性貧血の可能性を判断する検査)

前回32.9%だったHCT(ヘマトグリット値)が29.3%に

貧血が気になるとのことで
ステロイドの薬を処方してもらう。
この薬によって免疫力が下がるため
一緒に抗生物質の薬ももらう。 

12月23日
受診

この日ももちろん採血

前回29.3%だったHCTは20.3%に
だんだん減っている

獣医さんの判断で
前立腺癌ではなく免疫介在性溶血性貧血の疑いとなり、
*免疫介在性溶血生貧血....なんらかの理由で免疫システムが
自分の赤血球を攻撃して破壊していってしまう病気。

ここより入院。
強めのステロイド剤の点滴開始。


あっという間に
入院が決まり
状況判断ができないわたしと息子。

見た目はちょっと元気が無さそうなくらいで
いつも通りのクロだから
余計納得できない。


クロをそのまま病院に残し
私一人帰宅。
クロ9
.....
静まり返った我が家。
閉じたままのわたしの口。

毎日、クロにどれだけ話しかけていたか
痛感する。
(他に話し相手が居ないともいう)

年末は職業柄、繁忙期なので
助かった。

病院からの連絡がすぐ取れるように
携帯を脇に置き、

1月2日までに仕上げなければならない
仕事をただ黙々と進めた。
クロ10
IMG_4456

静か過ぎて
自分の慌てふためいて
ドキドキする鼓動が
耳の中に響いていた。



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 






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とうとう獣医さんに。。。 ... 続きを読む

2017年
12月16日

クロ8
ちょっとした違いなんだけど
やはりここ数週間
クロの様子はおかしい気がする。

でもこんな微妙な症状で病院に連れて行ったら
 「過保護な飼い主」と思われちゃうだろうか。

クロはただでさえ病院が苦手なので
体調が悪いのに
更に病院で緊張することによって
余計負担をかけてしまうのではないだろうか。

ムニムニムニ....

色々と考えあぐねたが
後で後悔したくないので
思い切って獣医さんに連れて行くことにしました。
クロ7

調子がおかしいなと思ってから
すでに3週間が経っていました。


で、なにはともあれ
ー血液検査ー

IMG_4447

炎症や感染症の指標となる
CRP数値が
オーバーで測定不能

直腸の触診
腹部エコーなど
検査してもらった結果

症状からして
前立腺癌の疑いあり

(え?
それを避けたくて
去勢したのに
前立腺癌?)
なることあるんだそうです。

先生 「前立腺癌は転移しやすく
手術を繰り返しても
       改善できないパターンが多いです。
    痛みを無理に我慢させるより
          海外では安楽死を選択する方も多いです。
先々、どうされるか
   考えておいてください。」


....え

そんな....


その日は様子見で
抗生物質を処方してもらいました。

クロがだんだんおじいさんになって行くのは
覚悟していたけど
いきなり「癌」だなんて言われると
もう、どうしたら良いのか
頭の中はぐしゃぐしゃになりました。

クロを脇に乗せて
運転する帰り道、
クロの大きな瞳には
並木道の
クリスマスイルミネーションがキラキラ
写り込んでいました。


*12/16*
HCT  32.9%

(HCT:ヘマトクリット、血液中に占める血球の体積の割合を示す数値




クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
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やはり年齢だけではない? ... 続きを読む

わたしは紅葉の中
クロと散歩するのが
大好きでして、
クロ5
2017年もお気楽に
クロを抱えて
(散歩コースがお寺の境内などなので抱っこ)
赤や黄色に染まったいつもの道を
パシャパシャと写真を撮りながら
毎日散歩していました。 


IMG_4319


IMG_4374
どの写真も
片手にクロを抱えていますよ。 
(そして私はお気楽気分です)

紅葉もそろそろ終わりかな
という感じになってきた
12月中旬、
クロ6
散歩の時のクロの歩みが
遅くなった気がしました。

そしていつも散歩では
大きな便を何回か出すクロなのですが、

ここ何日か
散歩で便を出していない。。。 

なんとなくわたしを見つめる
クロの目が
 「母さん、疲れた」
と言っているように見えました。
 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 



 

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クロちゃんの異変 ... 続きを読む
話は昨年の11月下旬にさかのぼります。
クロ3
食いしん坊なので
いつも「体重管理用」フードを
食べているクロ。

そんなクロが突然
フードを毎食残すようになりました。

ボイルしたササミやかぼちゃを
フードにトッピングしてあげればなんとか
食べる。
ということは...わがまま? 
クロ4
なんとなく
おしっこの色が濃い
便の色や質感がいつもと違う
(なんとなくオレンジっぽく、小さい)
たぶん...年だから? 

2018年の3月で13歳になるクロ。

年齢のせいかな? 
本人、元気そうだしな。

気にはなるけど
すごく気にするでもなく
11月が過ぎてゆきました。
 
 
 
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クロちゃん頑張ってます ... 続きを読む
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前回の記事でクロちゃんが病気になったお話しを
しましたが、あっというまに
病院に通いだしてひと月が経ちました。

あまりに突然で
あまりにショックで
状況を理解することもできず
誰とも話もできない状態だった私ですが
ひと月経つウチに
なんとなくですが
色々なことが頭の中で整理出来て
こうやって誰かとお話しできる状態に
なってきました。
 
先日、担当の獣医さんに
「今日までのデータからしてやはり
免疫介在性溶血性貧血で間違いなさそうです。」 
と診断を受けたところです。
クロ2
*免疫介在性溶血性貧血:簡単に言うと自分で作った赤血球を免疫が間違えて
     自分で壊していってしまう病気。 


ブログでクロちゃんの闘病記を綴る気は
無かったのですが
発病してからというもの
自分がどれだけこの病名で
検索をかけたか...
その検索がどれだけ参考になったり
励ましになったか

それを考えると

わたしが闘病記を綴ることで
どこかで
同じ病気で闘っている方々の
助けに(微微たるものですが)なれるかも
と思ったのです。

クロちゃんの現状は
まだまだ落ち着いていません。

綴りはじめたものの
そのうち記事が書けない状態に
戻ってしまうかもしれませんが
よかったらおつきあいください。
休止1

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。




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戌年だっていうのに.... ... 続きを読む
じつはクロちゃんの
命の炎が
クリスマス前から
消えそうになっています。


なんとか書きためた
漫画で繋いできましたが
ストックも尽き
ブログ更新がストップしてしまっています。

休止1
クロの命の炎が
しっかり回復した暁には
私もクロも
元気にココに戻ってきます!

新年早々
こんな内容で申し訳ありません。

 

必ず元気になって
戻ってきますので
待っててください!

IMG_2463





 
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