ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

2018年02月

今まで応援ありがとうございました。 ... 続きを読む
はじめに
「悲しいお知らせは読みたくない」
と、思われる方は
ココで
この記事をスルーしてください。












クロちゃんと同じように
闘病しているペットと
その家族の皆さんに
そして
もちろん、元気なペットと
生活している皆さんにも

「少しでも元気になってもらえたら」
「何かちょっとでも
病気の情報をお伝えできたら」と
綴っていた「クロの闘病記」でしたが



2月20日 朝
クロは亡くなってしまいました。


クロは小さい体で
本当に一生懸命
わたしが押し付けた
闘病生活を長い間こらえてくれました。

かなしくて

寂しくて

くやしくて

涙が止まらなくて

頭がうまく回らなくて

この記事をどうまとめて良いのかわかりません。

とにかくしっかり
クロの最期までを
綴っていこうと
思います。

書き綴ることで
どこかで
ひとつでも小さな命が
救われたらいいなと思っています。


*ー*ー*ー*


380話で書きましたが
クロの病状が
なんとなく回復方向になっていた
1月の終わり頃から

肝臓や胆嚢の数値の悪さが
跳ね上がってしまったため
(ステロイド剤の副作用)

再度入院となってしまいました。

しかしクロが家に帰りたがり
暴れるため
朝から夜まで病院で点滴をする
通院治療に切り替えることとなりました。

クロが元気で、
点滴のチューブを噛んだり
檻から逃げ出そうともがいてしまう為
わたしは
毎日
夕方のお迎えまで
クロには会えませんでした。
(わたしがいると余計に興奮してしまうので)
クロ70
仕方ないので家で仕事をしながら
お迎えの時間が来るのを待つ。
(医療費も毎日嵩んでいるので働かなくちゃ)

チューブを噛まないように
カラーを装着されて
喉が渇いても上手く水が飲めない
状態なのだろうと
容易に想像できる。


一方私は、婦人科の病気に膀胱炎
ついでにひどい痔まで併発してしまい、
お医者さんに
「とにかく水を飲みなさい」
と言われていて、
水を飲めないクロを想像しながら
お腹がパンパンになるくらい
水を飲まなければならない。

クロ76
本当はクロと一緒に
水断ちして応援したいところなのに...

私は私で頑張って
自分の不調を
クロの為にも
できるだけ早く治すしかないのだ。

そう言い聞かせて
水を飲み続けた。

飲んだ分
すべて涙で出て行った気もするが...

この頃の私は
点滴が効いて
元気に回復するクロの姿だけを
想像して毎日を乗り切っていました。
クロ77

 

今まで応援してくださったみなさま
ありがとうございました。
頑張って
最後まで
ブログ綴りたいと思います。



 

*本著の無断複写は著作憲法上禁じられております。 
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今年はなんだか本当についてない ... 続きを読む

毎日こなさなければならない事が
ありすぎて

体調の変化を感じつつも
感じないふりをして
年末年始を乗り切っていた

クロ73
ちょっと動くと激しい息切れ
尿意を感じて
トイレに行っても...尿が出ない
めまい
手足に力が入らない 

クロの苦しさに比べれば
なんのこれしき!
と踏ん張っていたが

我慢も限界。

産婦人科に駆け込みました。
 (また骨折中の母にクロを預けてます(笑))
クロ70
エコー診断で
今まで直径1〜2センチだった
子宮筋腫が
8センチくらいに大きくなって(複数)
お腹をパンパンに圧迫しているとのこと。
貧血数値7と倒れる寸前だった模様。

即座に腹部のMRIを撮る事となった。


くろ78


結果は一週間待ち。

MRIの結果がどうであろうと
今は入院なんてしていられないのに...。




で、1週間後
検査結果、
筋腫は悪性のものではないので
なんとかリュープリンという注射で
女性ホルモンを徐々に減らし
筋腫を縮めて経過観察をしようと
いうことになりました。

入院しなくて済んだ!

先生に 「頑張るのもホドホドにしなさい」と
やさしく怒られましたが
人員が私しかいないんだから
仕方ないのよ。
クロ71

思い返せば

クロを家族に迎える
決断をする時
本当に悩みました。
母の年齢、私の収入
息子の年齢、私の年齢....。

なんとかいけると
思って決断をしたが

...自分の更年期までは
計算していなかった!!

クロ72


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泣きっ面に蜂がぶーーーん。 ... 続きを読む

1月11日 
 HCT 31.1%
網状赤血球 150.6k/μL 
調子が良さそうなので
ステロイド剤を初回の量の75%に減量しての
様子見。

1月19日
HCT  31.6%
網状赤血球 90.7 k/μL

大丈夫そうなので
ステロイド剤を初回の50%にまで減量。

クロ65

順調にクロの調子が回復してきた!
これは、なんとか
乗り越えられるかも...❤️

なんて思っていたら
クロ66
いきなり土曜日の夜に
息子が発熱
クロ67
助太刀は骨折中の母しかいない我が家。
申し訳ないが母にクロを頼んで
夜間の救急に息子を連れていく。
 (実際は車ですよ)

結果は
みなさんご想像通りのインフルエンザでした。

クロ69
とにかく息子のインフルエンザを
もらわないように注意しながら
仕事、家事、看病を
ただひたすらこなす。 

そこに....
オーマイガッ
の大雪。

雪かきという仕事まで
オプションでついてきた。 
クロ68
もう、クロちゃんの闘病記でなく
あつをの愚痴日記になっている。
いかんいかん。

しかし、このあと
やはり
想定していた事が起こるのでした。

 
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新しい薬がやっと手に入ったというのに ... 続きを読む
クロ63

一昨日まで
HCTが下がり続けるクロの病状を
改善できるかもしれない
最後の望みの薬が
なかなか届かず
ハラハラドキドキしていた私。

あんなに薬を催促していたのに
クロの調子がなんだか
良くなってきた感じがする二日後には
クロ61
「薬をいただく前に
とにかくもう一回
血液検査をしてください!」
と申し出る身勝手な私。

先生、もちろん
血液検査してくれました。

結果は
HCT 31.1%(前回26.4)
網状赤血球 150.6k/μL (前回92.6k/μL 
まで上昇していた!

先生「良くなってますね! 」

やった!

嬉しくて嬉しくて
我慢しようとしたが
鼻が真っ赤になり
とうとう涙がこぼれ落ちた。

もう、自分でもわかっている。

ここ何週間か
本当に情緒不安定なおばさんだ。
クロ64
内臓への負担がかなりみられるので
 (ALT  493U/L)肝機能数値
この日より
ステロイド剤の量を今までの75%に下げて
処方してもらうことになった。


危機を脱した嬉しさで
口元が緩んでしまいそうだが

待合室には
病状の大変そうな子を抱える飼い主さんもいる。

くろ62
処方箋が出来上がる間
クロを見つめて
心の中で何度も
「やったね。頑張ったねクロちゃん。」
と繰り返した。


勿論、闘病はまだまだだけど
一山越えた気がした。 
IMG_4547

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もしかして....? ... 続きを読む

クロ54
成人の日の三連休明け

クロは相変わらずぺたりと伏せて寝たまま。
下痢のせいか体重も増えず
シューシューと呼吸の音だけを
静かな部屋に響かせていた。

薬の入手状況がどうにも気になって
獣医さんに電話をかけた。

先生 「連休明けたばかりなので
    連絡がつきにくいです。
            多分明日の午後にはなんとかなるかと...」

効き目があるかもと言われた薬を
入手できずに待つ日の長さ...
(いきなり欲しがっておいて勝手なのわかってます(´・ω・`))

あつを「下痢が治らなくて、体重が増えません。
何か良い方法ないですか?」

先生「ジャガイモみたいな芋類が
   効くかもしれないです。 」
あつを「やってみます!」

家でじっとしてられないわたしは
さっそくジャガイモを茹でる。
クロ53
グツグツと
ジャガイモを茹でていると
....背中に熱い視線を感じ
振り返ると
クロ55
クロのぐりんとした
大きな瞳と目が合った。

何か言いたそうだ。

何を訴えているのだろう。

ジャガイモの匂いに誘われたか?

クロ56
まだジャガイモは煮えてなかったので

新しく購入した(例の鶏を絞める話の)
ドライフードを何粒か
手のひらに乗せてクロの鼻先に
持って行った

クロ59
食べた!

クロ57
鼻息を荒くして
一生懸命食べている
クロ58
クロ「お腹が空いた
      もっとちょうだい 」

とでも言いたいのか
またわたしを見つめ続ける。

試しにまた何粒か手のひらに乗せると
ぺろっと全て食べてしまった。 

クロ57
食べる

また食べる
 
もう、なんともいえない
うれしさだ。

なんども欲しがるので
吐いたりしたら怖いなぁ...
とドキドキしながらも
欲しがるだけフードを与えた。 

(....7回おかわりしてびっくり )


クロの頭に新しく芽生えた若葉が
見えた気がした。
クロ60
犬用フードを食べなくなってから
ちょうど一ヶ月後だった。
 

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泣き言聞いてもらえますか? ... 続きを読む
クロ47
相変わらず食欲の無いクロ。
 (パンは喜んで食べる←ワガママ?)

とにかく体重を増やして
元気にさせたいのだ。


今与えているドライフードよりも
少量でも栄養価が高いものに
変えてみようかと
専門店を訪ねた。
クロ46
店員さん「よくあるフード(チキン)は
        鶏を一度に大量にガスで殺すので 
            そのガスが残っていたりするんですけど、
      こちらの商品の鶏は一羽ずつ 
   絞めて殺しているので 
     そんな事はありませんし、
         餌ももちろんオーガニックです。」
                 *店員さん談

....鶏に同情せずにはいられない話を聞いてしまったが
クロのためにと
そのオススメのフードを試しに購入した。

コレを食べてくれるといいんだけど。。。


ーココからはあつをの泣き言になります。
読みたくない方、スルーしてください。ー


実は
クロの発病の少し前に
   同居の母が階段から落ちて腰椎を骨折してまして、
 (一昨年に引き続き二度目の骨折)
 
クロの通院、看病と
母の通院、看病が
重なっている毎日なのです... 
クロ51
もちろん年末年始の
仕事や雑用も
重なって....
めっきりぐったりしていた私は
クロ52
気づいたら
洗面所で腰まで伸びた髪を
束ねた根元から
ハサミでザックリ切り落としていた。
 (あんまり記憶に無いのが怖いんですけど)

たぶん
色々重なったこの状況を
どうにかなんとか
乗り越えようという
私なりの決意表明だったのだと思う。

 「これで悪い運が断ち切れますように。
神様私に頑張り抜く力を与えてください。」

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結果が良く無い日がつづき、元気が出せません。 ... 続きを読む
毎回血液検査の結果がよくないので
もう病院に行く気持ちになれない。
本当に気が重い。



けど、仕方ない。
ということで
本日も血液検査で
経過観察
HCT 26.4%
やはり下がり続けている
(前回28.6%)
網状赤血球 92.6k/μL 

今日は担当の先生が風邪でダウンとの事で
別のドクター の診察

獣医さんは本当に激務だから
体調を崩すのも当たり前だ。
クロ48
A;免疫介在性溶血性貧血でなくて
B;非再生性免疫介在性貧血かもしれないです。

.....なにより
この病名、長い。

私が理解するに
A は赤血球は作るのだが作った赤血球を
自分で壊していってしまう。
Bは、もともと体が赤血球を作れなくなっている。

クロのHCTのなだらかな減り方
Bの非再生性免疫介在性貧血の可能性が高いというのだ。

先生「今のアラバという免疫抑制剤から
    セルセプトという薬に変えたほうが
        効き目が期待できるかもしれないです。」


あつを「なんだかわからないけど
        何にしろ下がり続けるクロのHCTが
      下げ止まるならお願いします!」

とお願いしたが、
まだ話は終わっていなかった。

先生 「Bだった場合、
              骨髄より髄液を抽出して(全身麻酔)
  成分を調べ
       脾臓が原因とわかれば
      脾臓を摘出する事で
        治る可能性もあります。」
 
...骨髄... 
...脾臓...
手術。。。
また、なんだか話が変わってきたなぁ。

先生「薬を変えるにも
   連休明けまでは
         その薬が入手できないので、
   今の薬のままで
      経過を見ましょう。」
  (なんだかもどかしいなぁ。でも、仕方ない。)
黒いものが混じった便もなかなか治らない。
アラバ(免疫抑制剤) が 肝臓に負担をかけているらしく
血液検査でALT(肝機能)は606U/L だった。
基準は10〜125 

肝臓の負担を軽減するためにプロヘパフォス
追加で処方してもらう。


当たり前だが、薬によって助けられる部分もあれば
薬によって 負担がかかる部分もあるわけだ。
 

クロ49
現在のクロのHCTの数値は
ちょうど入院する前と同じくらい。

このまま何日か経てば
また数値がどんどん下がり
先生に何度となくいわれている「覚悟」 の
時が来てしまうのだろうな。

なんとなく想像できた。 


プラスに物事が考えられなくなっている。 
クロ50
とにかく後悔したくない私に
できる事は
食欲の無いクロでも
食べられて
体力をつける事のできる食事を提供する事
くらいだろう。 

もう余分な事を考えるのはやめて
クロの喜ぶご飯を作る事に没頭した。 
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新年初の血液検査。 ... 続きを読む
年明け初の
診察日だ 

お正月、家で
美味しそうに
リンゴやパンを食べていたクロ
薬もちゃんと全部飲みましたよ。

頼むから採血で良い結果が出ますように! 
クロ44
HCT 28.6%←また下がった
網状赤血球 100.3k/μL
先生「ここで下げ止まってくれるといいんですが。」

あつを 「でも、網状赤血球が100.3に増えていて
ちょっとはいい感じではないですか? 」

先生 「病院としてはやれる事はココまでです。」
.....

先生の言葉

わかったような...
わかりたくないような....

先月まであんなに元気だったクロちゃんが
たった半月で?

嘘でしょ。

先生も簡単におっしゃるなぁ。

いやいや、
先生は毎日沢山の動物達の生死に
立ち会ってるんだもの
クロだけじゃないんだもの。
当たり前か。

頭の中で
この納得できない状況を
先生に八つ当たりしたりしている。 

家に帰って
日向で一緒の毛布で
昼寝をするクロ 
クロ45
わたしに寄り添い寝るクロの横で
ペットの葬儀会社の検索をするわたし。

考えたくないけど
もしものことがあったら
手配しなきゃならないのだから仕方ない。

と思いつつも

クロの体温をしっかり感じながら
葬儀会社の検索をするなんて。

泣かないと決めたのに

もう、涙が止まらなかった。

悔し涙だ。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





*本著の無断複写は著作憲法上で禁じられております。
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あぁ、大失敗。 ... 続きを読む

退院して
一週間が経ち
クロとの闘病生活に
慣れてきて気も緩んでいたのだろう。

クロ41
薬を飲ませる時に混ぜるヨーグルトが
終わってしまったので
近所のスーパーまで
 (本当に10分くらいの時間)
小走りで買いに行った。

クロは薬の影響で
頻繁におしっこが出るため
ケージに入れずに
そのまま出かけた。

退院してはじめて
お留守番をさせる。
クロ43
息を切らせて帰宅したが
緩い便がトイレシートの周りに散乱し
便を踏んでしまった
クロの足跡が部屋のそこここに付いていた。 
クロ42
細くなって体力も無いクロの体を
謝りながら洗う
ドライヤーの風で
飛んで行ってしまいそうだ。
「ほんとうにゴメン。」 

やっぱり
クロ一人で置いていってはダメだ。


わたしが在宅の職業なので
クロとひっついて看護できるが、
外にお勤めの方なんかは
こういう場合どうするのだろう。

誰かに頼んだり
ずっと入院させたりになるのかな。

できる限りのサポートをしよう。
と、思っても
思った半分もうまい事
サポートできてないなと思う私。

私以上に切ない気持ちの
飼い主さん達がいるであろう事を
恥ずかしい事に
犬を飼ってはじめて考えた。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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やっとあけましておめでとうございます。 ... 続きを読む
2018年 元旦
あけました
2018年をクロと一緒に迎えられた喜びはあるが

しっかりクロの体調管理 をして
1/5の再診時の血液検査まで
HCTをキープしてみせる!
という思いが強く
穏やかな正月気分とは程遠いものだった。

クロはといえば
ウンチとおしっこを繰り返すのみ。
食欲が無いために
体重は増え無い。
クロ39
新年一発目の
ウンチの観察。
やはり黒みがかっている。 

こういう時に肉類を与えると
余計便が黒くなりやすいんだそうで

本当は血を作るために
レバーでも与えたいところだが

先生に助言をいただき
カッテージチーズを
作って与えることにしました。
クロ40
栄養満点カッテージチーズ
クロ38
④のあとしっかり水洗いしてくださいね。


↑ネットより学んだ
簡単カッテージチーズの作り方。
詳しく知りたい方は
ココをクリックしてください。
クロ37
おしっこの色
臭い確認。
ウンチの色
硬さ確認。
ごはんをとにかく
なんとか食べさせて、
薬ももれなく
ちゃんと飲ませて 
体温をチェク。

その合間に
本業のイラストの
仕事をして...

あっというまに
三が日が過ぎて行きました。 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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クロちゃん今年も一年ありがとう ... 続きを読む
なんとなく
クロが家にいることに
慣れてきた
退院3日目
クロ32
毎朝晩
飲み残しの無いように
薬を与えるのがわたしの責務だ。
薬の内訳は
ステロイド剤
免疫抑制剤
今のところクロの好きなヨーグルトに
粉薬を混ぜ込むことで
毎回しっかり服用してくれている。

今日の採血の結果が良くなかったら
また入院になっちゃうから
しっかり薬飲んでね。クロちゃん。

クロ35
なんて思いながら
獣医さんに行く支度をしていたら
...何?
イカスミ?
と思うような真っ黒なウンチを
クロが出した。

ネットで検索すると
タール便と言うらしいが
胃や十二指腸からの大量出血が原因で
起こる事が多く。そうなったら
即病院へ!と書いてある。

あぁ
もう、ダメか...
自分の体から血の気がひいていくのがわかる。

真っ黒なウンチの写真を
携帯で撮って

とにかく
獣医さんに急いだ。

先生 「薬のせいかもしれないですね。
      整腸剤を飲ませてあげてください。
HCTが少しずつ下がっているのが気になりますので
免疫抑制剤の量を倍にしますね。
 何か体調に変化あったら
   いつでも電話ください。
採血の結果は 
HCT  30.1%←ちょっとずつ下がっている
網状赤血球 40.7k/μL←もう少し増やしたい。
*網状赤血球は自分で赤血球を作り出す力の数値

次回の診察は来年の1/5でいいでしょう。」
とのこと
クロ36
...また薬を増やさなきゃならないのか。

体調に何か変化あったら嫌だけど
クロと一緒に年を越せる事となった。
まぁ、クロにとっては、年越しもなにもないですけども。

びっくりしたタール便も
ビオフェルミンでなんとか乗り切れそうだ。
 (ヒトにはヒトの乳酸菌。犬にもいいのか)

大晦日も新年も病院のスタッフの皆さんは
無いんだよな。
 (入院中の子もいっぱいいる)
大変なお仕事。

 「来年もよろしくおねがいします。
良いお年を」
と挨拶をして帰宅した。

今年もなんとか
クロと一緒に年を越せるのだな...
良かった


なんて年越しを噛みしめる事もなく
疲れからか
座ったまま爆睡して
2017年は過ぎてゆきました。
クロ34
 


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退院したはいいけども ... 続きを読む
退院2日目
クロ28
退院できたのは嬉しいが
3.2キロあった体重は
2.4キロまで減っていたため、
抱き上げると
細い肋骨が手のひらに 
コリコリと当たる感覚がよくわかる。
力加減を間違えたら
壊れてしまいそうだ。

抱いてクロの顔が近くに来ると 
シューシューという
呼吸の音がする。
息をするのも
大変なのだろう。

クロ29
ステロイド剤(プレドニゾロン)
免疫抑制剤(アラバ)
抗生物質(セファレキシン)
など
を処方されているのだが 
薬のせいで
喉が乾くらしく
水をガブガブ飲む。
そして
15分〜20分おきに
おしっこをする。
 
ヨロヨロしながら
何度も何度も繰り返す。

頑張れクロちゃん。
クロ30
それは夜中も同じことで
何度も繰り返す。

付き添う私は
クロのトイレの横で仮眠をとることとなった。 

...こうやって
寝ないでおしっこシートを交換する日は
何日続くのだろう。
 (まだ二日目です(笑))

おしっことうんち以外の時間は
ペッタリして寝ている時間が多い。
くろ31
そんなクロも

大好物の食パンを焼く
オーブンの音がすると
嬉しそうに起き上がる。

ほんのひとかけらだが
嬉しそうに美味しそうに
ハフハフ食べる。

そのひと時が
私にとっても
クロにとっても
本当に嬉しい時間だ。 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 



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とうとうその日が来た ... 続きを読む
覚悟してくださいと言われた
肺の白い影も
胸水も
だんだんと自然消滅してゆきました。

結局はガンマガード 50cc+輸血90cc 
の水分量がクロにとっては負担で
一時的にそのような副反応が出たのではないか?

とのことでした。

先生は「本当に珍しいケースなんです。」
とおっしゃるが
「覚悟」「覚悟」で
心臓に悪い。

クロ24
本日はHCT  32%
肝臓、腎臓異常なし

入院7日目にして
退院許可がおりました。
と言っても明後日には再診で血液検査。
その結果によっては再度入院もありなんですけどね。

じつは
もう2度とクロを連れて
家に帰れないと思っていたので
退院許可を頂いた時は
ついつい嬉し涙がこみあげてきました。

クロ26
↑感動の退院....
こんな想像してました。 

クロ25
でも実際は
お会計と薬を待合室で待っている間も
狼のようなクロ... 

カートのネットを食いちぎって
外に出ようと必死です。

本当に病院から脱出したいのね....

恐ろしい形相。

 (前足の指と指の間もなんだか開いて
爪の形がちょっと変形していたので
きっと檻から出ようと
毎日ガリガリやっていたのだろうなと推測できた。)

家に帰ってゆっくりしようね。

帰りの車中で
カートのファスナーを自力で開け
飛び出してきたクロを
 運転しながら片手で
カートにねじ込もうとしたら
手を何回か噛まれました。

退院早々
「コラァ!」 
 と叫ぶ私。
クロ27
....理想の退院光景ではありませんが
それでもなんだか
嬉しい帰路でした。 
 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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犬にとっての12歳は ... 続きを読む
「覚悟してください」
と言われた翌朝
病院より電話

先生「朝の血液検査でHCT33%を維持
レントゲンで肺の白い影が取れてきました
酸素室から出ましたよ。」

え?
え?

あつを「それって良いお知らせって事ですよね?」

入院してからというもの
病状が毎日違うので
その都度
喜んだり落ち込んだりが激しくて
どうにかなりそうだ。

とにかく今朝は良いお知らせで嬉しい。
美味しいものを持って
冬休み中の息子とお見舞いに。
クロ22
 「いっぱい食べて
 いっぱい飲んで
 いっぱい出して
 早く良くなれ」
念じながらヨーグルトを食べさせる。
(フードは食べないが、ヨーグルトやパンならたべる)


クロの入院している部屋には
あと9匹のワンちゃんが入院している。 

それぞれの扉に
点滴の機械と
その子の名前や病状が書いてある
プレートが貼ってある。

びっくりした事に
どの子も12歳だ。

ワンコにとって12歳は
なにかスイッチの切り替わる年齢なのだろうか。

クロが入院した時からの
顔馴染みも5匹いる。

犬種は色々だが
 みんな女の子だ。 

それぞれのケージに
それぞれの飼い主さんが持参した
毛布やらオモチャやらが
入っている。

その子たちの
普段の生活がなんとなく想像できる。
女の子だから
みんなピンク系の毛布だ。

クロ23

 みんなグッタリして
ぺちゃんこに寝ているが
息が苦しいのか
激しくお腹が上下している子もいる。 

わたしには何の力も無いのはわかっているが

 「早く良くなって
年越しはお家で過ごせますように」 
と入院しているみんなに 
強くパワーを送って 
病室を後にした。 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 




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