クロ14
前回のつづきです


先生「レントゲンで肺が白く写ってまして、
    抗生物質を2種に増やし様子を見ます。
   エコーで胸水も確認されていますので
 何かあったら酸素室に移しますが
よろしいですか? 」 

ペットの処置は
その都度先生が飼い主に 確認するのだな。

改めて思う。


あつを 「はい。お願いします。」


今回の病気になってから
「血液検査しておきますか?」 
 「ガンマガードは高価で副作用があるかもしれませんが
投与しますか? 」
「輸血確保できました。副作用があるかもしれませんが
輸血してよろしいですか?」

何回もクロの人生(犬生)の
分岐点でのチョイスが
わたしに委ねられるのだ。
クロ16
私が選んだ道の先に
大きな落とし穴があるかもしれない
倒木があって行き止まりかもしれない。

どんな道を選んでもクロは
私を信じてくっついて歩いてくるのだ。 


体重3キロも無い
ちっぽけなクロの
命の重さは
私には耐えられない重さとなって
毎日のしかかってくる。

犬の病気に対する知識が無いので
 「とにかくクロができるだけ苦しく無いように
そしてこの病気に打ち勝てるように
なんとかお願いします!」

と、先生に何度も訴えることしかできないのでした。
....歯がゆい。

クロ17
今お世話になっている獣医さんを
信じてないわけではないのですが、
 (もちろん信じてます)
分岐点で正しい道を選びたい!
ただその一心で

 先生との電話を切った後

ネットで口コミの良い獣医さんに
何件も飛び込みで
電話相談してしまいました。
 
どの獣医さんも
お忙しい中、丁寧に相談に乗ってくださいました。

もちろんクロのカルテがあるわけでもなく
クロを連れていっての受診でも無いので
あくまでも参考意見を伺うという感じでしたが。

本当にココで複数の獣医さんの
お話を伺えたのは
私にとってプラスになりました。
 (ネット検索で恐ろしい記事に遭遇したりして
悪い妄想ばかりがふくらんで
前向きに考えられなくなっていたので)

ずっとセカンドオピニオンを
用意しておいた方がいいかもなぁ。
と思っていたのに
重い腰をあげなかった事を反省。
ペットは人と違って喋る事ができないから
体調管理にセカンドオピニオンは必要
かつ、心強いと思いました。
セカンドオピニオン

 
翌日の肺のレントゲン結果によって
また何か分岐点がやってくるのだな...
と思うと深いため息の出てしまうわたしでした。




クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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