ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

タグ:シニアペット

連日の猛暑の中、獣医さんでのできごと ... 続きを読む
暑いですね
罪悪感無しで
エアコンつけてますか?
おともだち1
猛暑の中
本日も獣医さん
病院の始まる5分まえに到着。
もう待っている人がいた。
おともだち2
振り向くと
抱っこしたバッグの中には
ちょうど頭と同じ大きさで
同じ色味の
チワワちゃんが大人しく
入っていた。

頭はずっと大声で吠えている。
(躾がなってなくてすみません。)
おともだち3
ほどなくして
病院の扉が開き
隣同士で座って
診察時間を待っていた。

そのチワワちゃんは
もう目が白くなりかかっていた。

話を聞くと
13歳で女の子。
心臓、腎臓、肝臓が悪く、
ここ2年、良くなったり悪くなったりだそうだ。
おともだち4
なんとかならないものかと
獣医さんを何件かまわり、
先月は大きな病院で
全身を検査したが
病院の雰囲気がなんとなく
自分とチワワちゃんに
合っていない気がして
今回ココの病院に流れ着いたそうだ。 

そのお姉さんは
一人暮らしだそうで

「前向きに考えようと思っても
部屋の中でそのチワワちゃんと
向き合ってしまうと
悪い方へ悪い方へ
考えてしまう」

「今朝も前向きに行こう!と家を出たのだけれど
こうやってワンコを抱っこしていると
辛くなってくる」と...

ーつづくー

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26話目/闘病記最終回です。 ... 続きを読む
そんなこんなで
3度目の入院の5日目は
息子も一緒にお見舞いだった。

クロは最後の力を振り絞って
よろよろと立ち上がると
尻尾を振ってくれた。

そして驚く事に
差し入れで持っていった牛乳を
三回に分けて
70CCも飲んでくれたのだ!

(あとから考えれば
クロが最後の力を振り絞って
サービスで
元気な姿を見せてくれたんだろう)
クロ95

なんだか本当に嬉しくて嬉しくて
翌日6日目は牛乳と
更に栄養になりそうな
美味しい消化の良いものを
持ってお見舞いに行った。
(結局は牛乳しか飲まなかった。)

入院7日目
今日こそはちょっとでも食べておくれと
牛乳とササミを煮込んで
裏ごししたスープや
りんごのすりおろしジュース
などを作って
病院へ行く支度をしているところに
携帯が鳴った。

先生 「クロちゃん、意識が無くなっています。
延命措置、しますか? 」




延命措置
想像していたが
聞きたくなかった
その時が来てしまった。

3ヶ月前から
何度も確認されていた
 「覚悟」の時が来てしまったのだ。

延命措置をお願いしたいところだが
もし息を吹き返しても
また呼吸の苦しい
内臓の弱った
免疫力の低下した状態で
鼓動をを無理矢理に復活 させる
事になるのだ。

「終わらせる」
「終わらせない」
二つの言葉が頭の中で
渦を巻いた。

さすがにそれは
もう、私のエゴだと観念した。 
「延命措置、結構です。」
先生に告げた。

そのままクロは
他界しました。

クロ100


いつでもわたしにくっついていてくれたクロ。

本当に苦しい3ヶ月の闘病生活
無理させてごめんね。

クロが居なくなったら
なんにも面白い事が無くなってしまったよ。

でも、そんな弱音を吐いてないで

「ありがとう」がクロにいつか
言えるように
なるまで
毎日を乗り越えていくよ。

クロちゃんスタンプ




ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー



クロの闘病生活のブログは
今日で終わりとなります。

本当は「病気に打ち勝った!」
と締めくくるつもりではじめた闘病記
だったのに。

付き合ってくださった方々にも
心配させてばかりの
記事となってしまいました。
すみません。


最後に
わたしが今回の闘病で
いくつか思った事を
箇条書きにしておくので
(もちろん素人の勝手な意見です)
なにかの参考にしていただけると幸いです。
↓ ↓ ↓

① 発病の1年前に受けた狂犬病のワクチン後
アレルギー症状が出た。
(10歳までは毎年ワクチン後も元気でした )

② 発病の1年くらい前から
体毛の質感がパサパサに変わった。

病院で相談するも
血液検査などは正常。

「紫蘇油がいいらしいですよ」
などと、
クロの食生活を見直したりした。

③ 発病の半年くらい前から
お腹から後ろ足にかけて
体毛が生え揃わなくなった。 
  ↑
ネットで調べると、
「バリカン負け」なるものが
あるらしく、
それかと思っていた。
(クロはいつもサマーカットしていたので。)

ネットで「内臓系の病気でそうなる。」
という記事も目にしていたのだが
まさかクロがそんな事に
なるとは思ってもみなかったので
気にしなかった。

④ ブログにも書いたが
 免疫介在性溶血性貧血を発病して
*食欲が無くなった
*便の形状が変わり、色も
黄色やオレンジっぽくなった。
*尿の色がオレンジ(濃く)なった。
 
⑤ 今回の病気では
ステロイド剤を本当に沢山服用しました。

治療のために使う薬の
副作用に注意する。 

⑥ 今回の病気の治療の副作用として
「血栓」ができやすくなる。

⑦ 闘病自体がきついので
闘病するわんちゃん、ねこちゃんの体力が
それに耐えられるかも問題。

⑧セカンドオピニオンは必要。
もしも治療途中に病院の治療法や
獣医さんとの意見の食い違いで悩んだら
転院を申し出る勇気も必要。

⑨とにかくペットは喋れ無いので
入院しても(してなくても)
できるだけ付き添って
ちょっとした変化でも
獣医さんに報告すること。



*以上、あくまでも
これは素人のわたしの意見です。



最後に、、、
24

長期の入院や
薬漬けの生活で終わった
クロの人生

病気に気づかずに
我が家でゆっくりそっと
終わらせてあげたほうが良かったのかも
と思ったり。

でもそうしたらそうしたで
「あの時なぜ病院に行かなかったのか?」
とずっと後悔し続けるのだろうな。
と思ったり。

毎日同じ事が頭の中でぐるぐるしています。

答えは無いんだと思います。
人、それぞれ
家族、それぞれ
犬、それぞれだと思います。


*とにかく...もう少し
ペットホテルに泊めたりして
外で泊まる事に免疫をつけておけば良かった。*

クロが酸素室から出たがって
わたしに向かって
鳴いた切ない声は
きっとずっと
わたしの頭から消えないと思います。


ちょうどこのブログ最後の今日
3月5日は
クロの生前の誕生日でした。

お寺の方に言われました。

四十九日までに心を前向きに
整えて...
いつまでもメソメソしていると
安心してクロちゃんが成仏できないと。

クロの四十九日は
4月9日です。

とりあえず
4月9日までに心の整理をして
また
ここに戻って来ようと思います。

長い間
勝手にはじめた闘病記に
お付き合いいただき
ありがとうございました。

ーあつを.クロー

くろ100
昨年のお花見。友達に抱かれて。

今年も一緒にお花見したかったなぁ



 

今まで応援ありがとうございました。
ひとつでも多くの
小さな命が
助かりますように。



 
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もしかして....? ... 続きを読む

クロ54
成人の日の三連休明け

クロは相変わらずぺたりと伏せて寝たまま。
下痢のせいか体重も増えず
シューシューと呼吸の音だけを
静かな部屋に響かせていた。

薬の入手状況がどうにも気になって
獣医さんに電話をかけた。

先生 「連休明けたばかりなので
    連絡がつきにくいです。
            多分明日の午後にはなんとかなるかと...」

効き目があるかもと言われた薬を
入手できずに待つ日の長さ...
(いきなり欲しがっておいて勝手なのわかってます(´・ω・`))

あつを「下痢が治らなくて、体重が増えません。
何か良い方法ないですか?」

先生「ジャガイモみたいな芋類が
   効くかもしれないです。 」
あつを「やってみます!」

家でじっとしてられないわたしは
さっそくジャガイモを茹でる。
クロ53
グツグツと
ジャガイモを茹でていると
....背中に熱い視線を感じ
振り返ると
クロ55
クロのぐりんとした
大きな瞳と目が合った。

何か言いたそうだ。

何を訴えているのだろう。

ジャガイモの匂いに誘われたか?

クロ56
まだジャガイモは煮えてなかったので

新しく購入した(例の鶏を絞める話の)
ドライフードを何粒か
手のひらに乗せてクロの鼻先に
持って行った

クロ59
食べた!

クロ57
鼻息を荒くして
一生懸命食べている
クロ58
クロ「お腹が空いた
      もっとちょうだい 」

とでも言いたいのか
またわたしを見つめ続ける。

試しにまた何粒か手のひらに乗せると
ぺろっと全て食べてしまった。 

クロ57
食べる

また食べる
 
もう、なんともいえない
うれしさだ。

なんども欲しがるので
吐いたりしたら怖いなぁ...
とドキドキしながらも
欲しがるだけフードを与えた。 

(....7回おかわりしてびっくり )


クロの頭に新しく芽生えた若葉が
見えた気がした。
クロ60
犬用フードを食べなくなってから
ちょうど一ヶ月後だった。
 

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泣き言聞いてもらえますか? ... 続きを読む
クロ47
相変わらず食欲の無いクロ。
 (パンは喜んで食べる←ワガママ?)

とにかく体重を増やして
元気にさせたいのだ。


今与えているドライフードよりも
少量でも栄養価が高いものに
変えてみようかと
専門店を訪ねた。
クロ46
店員さん「よくあるフード(チキン)は
        鶏を一度に大量にガスで殺すので 
            そのガスが残っていたりするんですけど、
      こちらの商品の鶏は一羽ずつ 
   絞めて殺しているので 
     そんな事はありませんし、
         餌ももちろんオーガニックです。」
                 *店員さん談

....鶏に同情せずにはいられない話を聞いてしまったが
クロのためにと
そのオススメのフードを試しに購入した。

コレを食べてくれるといいんだけど。。。


ーココからはあつをの泣き言になります。
読みたくない方、スルーしてください。ー


実は
クロの発病の少し前に
   同居の母が階段から落ちて腰椎を骨折してまして、
 (一昨年に引き続き二度目の骨折)
 
クロの通院、看病と
母の通院、看病が
重なっている毎日なのです... 
クロ51
もちろん年末年始の
仕事や雑用も
重なって....
めっきりぐったりしていた私は
クロ52
気づいたら
洗面所で腰まで伸びた髪を
束ねた根元から
ハサミでザックリ切り落としていた。
 (あんまり記憶に無いのが怖いんですけど)

たぶん
色々重なったこの状況を
どうにかなんとか
乗り越えようという
私なりの決意表明だったのだと思う。

 「これで悪い運が断ち切れますように。
神様私に頑張り抜く力を与えてください。」

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結果が良く無い日がつづき、元気が出せません。 ... 続きを読む
毎回血液検査の結果がよくないので
もう病院に行く気持ちになれない。
本当に気が重い。



けど、仕方ない。
ということで
本日も血液検査で
経過観察
HCT 26.4%
やはり下がり続けている
(前回28.6%)
網状赤血球 92.6k/μL 

今日は担当の先生が風邪でダウンとの事で
別のドクター の診察

獣医さんは本当に激務だから
体調を崩すのも当たり前だ。
クロ48
A;免疫介在性溶血性貧血でなくて
B;非再生性免疫介在性貧血かもしれないです。

.....なにより
この病名、長い。

私が理解するに
A は赤血球は作るのだが作った赤血球を
自分で壊していってしまう。
Bは、もともと体が赤血球を作れなくなっている。

クロのHCTのなだらかな減り方
Bの非再生性免疫介在性貧血の可能性が高いというのだ。

先生「今のアラバという免疫抑制剤から
    セルセプトという薬に変えたほうが
        効き目が期待できるかもしれないです。」


あつを「なんだかわからないけど
        何にしろ下がり続けるクロのHCTが
      下げ止まるならお願いします!」

とお願いしたが、
まだ話は終わっていなかった。

先生 「Bだった場合、
              骨髄より髄液を抽出して(全身麻酔)
  成分を調べ
       脾臓が原因とわかれば
      脾臓を摘出する事で
        治る可能性もあります。」
 
...骨髄... 
...脾臓...
手術。。。
また、なんだか話が変わってきたなぁ。

先生「薬を変えるにも
   連休明けまでは
         その薬が入手できないので、
   今の薬のままで
      経過を見ましょう。」
  (なんだかもどかしいなぁ。でも、仕方ない。)
黒いものが混じった便もなかなか治らない。
アラバ(免疫抑制剤) が 肝臓に負担をかけているらしく
血液検査でALT(肝機能)は606U/L だった。
基準は10〜125 

肝臓の負担を軽減するためにプロヘパフォス
追加で処方してもらう。


当たり前だが、薬によって助けられる部分もあれば
薬によって 負担がかかる部分もあるわけだ。
 

クロ49
現在のクロのHCTの数値は
ちょうど入院する前と同じくらい。

このまま何日か経てば
また数値がどんどん下がり
先生に何度となくいわれている「覚悟」 の
時が来てしまうのだろうな。

なんとなく想像できた。 


プラスに物事が考えられなくなっている。 
クロ50
とにかく後悔したくない私に
できる事は
食欲の無いクロでも
食べられて
体力をつける事のできる食事を提供する事
くらいだろう。 

もう余分な事を考えるのはやめて
クロの喜ぶご飯を作る事に没頭した。 
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新年初の血液検査。 ... 続きを読む
年明け初の
診察日だ 

お正月、家で
美味しそうに
リンゴやパンを食べていたクロ
薬もちゃんと全部飲みましたよ。

頼むから採血で良い結果が出ますように! 
クロ44
HCT 28.6%←また下がった
網状赤血球 100.3k/μL
先生「ここで下げ止まってくれるといいんですが。」

あつを 「でも、網状赤血球が100.3に増えていて
ちょっとはいい感じではないですか? 」

先生 「病院としてはやれる事はココまでです。」
.....

先生の言葉

わかったような...
わかりたくないような....

先月まであんなに元気だったクロちゃんが
たった半月で?

嘘でしょ。

先生も簡単におっしゃるなぁ。

いやいや、
先生は毎日沢山の動物達の生死に
立ち会ってるんだもの
クロだけじゃないんだもの。
当たり前か。

頭の中で
この納得できない状況を
先生に八つ当たりしたりしている。 

家に帰って
日向で一緒の毛布で
昼寝をするクロ 
クロ45
わたしに寄り添い寝るクロの横で
ペットの葬儀会社の検索をするわたし。

考えたくないけど
もしものことがあったら
手配しなきゃならないのだから仕方ない。

と思いつつも

クロの体温をしっかり感じながら
葬儀会社の検索をするなんて。

泣かないと決めたのに

もう、涙が止まらなかった。

悔し涙だ。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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あぁ、大失敗。 ... 続きを読む

退院して
一週間が経ち
クロとの闘病生活に
慣れてきて気も緩んでいたのだろう。

クロ41
薬を飲ませる時に混ぜるヨーグルトが
終わってしまったので
近所のスーパーまで
 (本当に10分くらいの時間)
小走りで買いに行った。

クロは薬の影響で
頻繁におしっこが出るため
ケージに入れずに
そのまま出かけた。

退院してはじめて
お留守番をさせる。
クロ43
息を切らせて帰宅したが
緩い便がトイレシートの周りに散乱し
便を踏んでしまった
クロの足跡が部屋のそこここに付いていた。 
クロ42
細くなって体力も無いクロの体を
謝りながら洗う
ドライヤーの風で
飛んで行ってしまいそうだ。
「ほんとうにゴメン。」 

やっぱり
クロ一人で置いていってはダメだ。


わたしが在宅の職業なので
クロとひっついて看護できるが、
外にお勤めの方なんかは
こういう場合どうするのだろう。

誰かに頼んだり
ずっと入院させたりになるのかな。

できる限りのサポートをしよう。
と、思っても
思った半分もうまい事
サポートできてないなと思う私。

私以上に切ない気持ちの
飼い主さん達がいるであろう事を
恥ずかしい事に
犬を飼ってはじめて考えた。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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やっとあけましておめでとうございます。 ... 続きを読む
2018年 元旦
あけました
2018年をクロと一緒に迎えられた喜びはあるが

しっかりクロの体調管理 をして
1/5の再診時の血液検査まで
HCTをキープしてみせる!
という思いが強く
穏やかな正月気分とは程遠いものだった。

クロはといえば
ウンチとおしっこを繰り返すのみ。
食欲が無いために
体重は増え無い。
クロ39
新年一発目の
ウンチの観察。
やはり黒みがかっている。 

こういう時に肉類を与えると
余計便が黒くなりやすいんだそうで

本当は血を作るために
レバーでも与えたいところだが

先生に助言をいただき
カッテージチーズを
作って与えることにしました。
クロ40
栄養満点カッテージチーズ
クロ38
④のあとしっかり水洗いしてくださいね。


↑ネットより学んだ
簡単カッテージチーズの作り方。
詳しく知りたい方は
ココをクリックしてください。
クロ37
おしっこの色
臭い確認。
ウンチの色
硬さ確認。
ごはんをとにかく
なんとか食べさせて、
薬ももれなく
ちゃんと飲ませて 
体温をチェク。

その合間に
本業のイラストの
仕事をして...

あっというまに
三が日が過ぎて行きました。 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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クロちゃん今年も一年ありがとう ... 続きを読む
なんとなく
クロが家にいることに
慣れてきた
退院3日目
クロ32
毎朝晩
飲み残しの無いように
薬を与えるのがわたしの責務だ。
薬の内訳は
ステロイド剤
免疫抑制剤
今のところクロの好きなヨーグルトに
粉薬を混ぜ込むことで
毎回しっかり服用してくれている。

今日の採血の結果が良くなかったら
また入院になっちゃうから
しっかり薬飲んでね。クロちゃん。

クロ35
なんて思いながら
獣医さんに行く支度をしていたら
...何?
イカスミ?
と思うような真っ黒なウンチを
クロが出した。

ネットで検索すると
タール便と言うらしいが
胃や十二指腸からの大量出血が原因で
起こる事が多く。そうなったら
即病院へ!と書いてある。

あぁ
もう、ダメか...
自分の体から血の気がひいていくのがわかる。

真っ黒なウンチの写真を
携帯で撮って

とにかく
獣医さんに急いだ。

先生 「薬のせいかもしれないですね。
      整腸剤を飲ませてあげてください。
HCTが少しずつ下がっているのが気になりますので
免疫抑制剤の量を倍にしますね。
 何か体調に変化あったら
   いつでも電話ください。
採血の結果は 
HCT  30.1%←ちょっとずつ下がっている
網状赤血球 40.7k/μL←もう少し増やしたい。
*網状赤血球は自分で赤血球を作り出す力の数値

次回の診察は来年の1/5でいいでしょう。」
とのこと
クロ36
...また薬を増やさなきゃならないのか。

体調に何か変化あったら嫌だけど
クロと一緒に年を越せる事となった。
まぁ、クロにとっては、年越しもなにもないですけども。

びっくりしたタール便も
ビオフェルミンでなんとか乗り切れそうだ。
 (ヒトにはヒトの乳酸菌。犬にもいいのか)

大晦日も新年も病院のスタッフの皆さんは
無いんだよな。
 (入院中の子もいっぱいいる)
大変なお仕事。

 「来年もよろしくおねがいします。
良いお年を」
と挨拶をして帰宅した。

今年もなんとか
クロと一緒に年を越せるのだな...
良かった


なんて年越しを噛みしめる事もなく
疲れからか
座ったまま爆睡して
2017年は過ぎてゆきました。
クロ34
 


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退院したはいいけども ... 続きを読む
退院2日目
クロ28
退院できたのは嬉しいが
3.2キロあった体重は
2.4キロまで減っていたため、
抱き上げると
細い肋骨が手のひらに 
コリコリと当たる感覚がよくわかる。
力加減を間違えたら
壊れてしまいそうだ。

抱いてクロの顔が近くに来ると 
シューシューという
呼吸の音がする。
息をするのも
大変なのだろう。

クロ29
ステロイド剤(プレドニゾロン)
免疫抑制剤(アラバ)
抗生物質(セファレキシン)
など
を処方されているのだが 
薬のせいで
喉が乾くらしく
水をガブガブ飲む。
そして
15分〜20分おきに
おしっこをする。
 
ヨロヨロしながら
何度も何度も繰り返す。

頑張れクロちゃん。
クロ30
それは夜中も同じことで
何度も繰り返す。

付き添う私は
クロのトイレの横で仮眠をとることとなった。 

...こうやって
寝ないでおしっこシートを交換する日は
何日続くのだろう。
 (まだ二日目です(笑))

おしっことうんち以外の時間は
ペッタリして寝ている時間が多い。
くろ31
そんなクロも

大好物の食パンを焼く
オーブンの音がすると
嬉しそうに起き上がる。

ほんのひとかけらだが
嬉しそうに美味しそうに
ハフハフ食べる。

そのひと時が
私にとっても
クロにとっても
本当に嬉しい時間だ。 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 



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とうとうその日が来た ... 続きを読む
覚悟してくださいと言われた
肺の白い影も
胸水も
だんだんと自然消滅してゆきました。

結局はガンマガード 50cc+輸血90cc 
の水分量がクロにとっては負担で
一時的にそのような副反応が出たのではないか?

とのことでした。

先生は「本当に珍しいケースなんです。」
とおっしゃるが
「覚悟」「覚悟」で
心臓に悪い。

クロ24
本日はHCT  32%
肝臓、腎臓異常なし

入院7日目にして
退院許可がおりました。
と言っても明後日には再診で血液検査。
その結果によっては再度入院もありなんですけどね。

じつは
もう2度とクロを連れて
家に帰れないと思っていたので
退院許可を頂いた時は
ついつい嬉し涙がこみあげてきました。

クロ26
↑感動の退院....
こんな想像してました。 

クロ25
でも実際は
お会計と薬を待合室で待っている間も
狼のようなクロ... 

カートのネットを食いちぎって
外に出ようと必死です。

本当に病院から脱出したいのね....

恐ろしい形相。

 (前足の指と指の間もなんだか開いて
爪の形がちょっと変形していたので
きっと檻から出ようと
毎日ガリガリやっていたのだろうなと推測できた。)

家に帰ってゆっくりしようね。

帰りの車中で
カートのファスナーを自力で開け
飛び出してきたクロを
 運転しながら片手で
カートにねじ込もうとしたら
手を何回か噛まれました。

退院早々
「コラァ!」 
 と叫ぶ私。
クロ27
....理想の退院光景ではありませんが
それでもなんだか
嬉しい帰路でした。 
 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
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犬にとっての12歳は ... 続きを読む
「覚悟してください」
と言われた翌朝
病院より電話

先生「朝の血液検査でHCT33%を維持
レントゲンで肺の白い影が取れてきました
酸素室から出ましたよ。」

え?
え?

あつを「それって良いお知らせって事ですよね?」

入院してからというもの
病状が毎日違うので
その都度
喜んだり落ち込んだりが激しくて
どうにかなりそうだ。

とにかく今朝は良いお知らせで嬉しい。
美味しいものを持って
冬休み中の息子とお見舞いに。
クロ22
 「いっぱい食べて
 いっぱい飲んで
 いっぱい出して
 早く良くなれ」
念じながらヨーグルトを食べさせる。
(フードは食べないが、ヨーグルトやパンならたべる)


クロの入院している部屋には
あと9匹のワンちゃんが入院している。 

それぞれの扉に
点滴の機械と
その子の名前や病状が書いてある
プレートが貼ってある。

びっくりした事に
どの子も12歳だ。

ワンコにとって12歳は
なにかスイッチの切り替わる年齢なのだろうか。

クロが入院した時からの
顔馴染みも5匹いる。

犬種は色々だが
 みんな女の子だ。 

それぞれのケージに
それぞれの飼い主さんが持参した
毛布やらオモチャやらが
入っている。

その子たちの
普段の生活がなんとなく想像できる。
女の子だから
みんなピンク系の毛布だ。

クロ23

 みんなグッタリして
ぺちゃんこに寝ているが
息が苦しいのか
激しくお腹が上下している子もいる。 

わたしには何の力も無いのはわかっているが

 「早く良くなって
年越しはお家で過ごせますように」 
と入院しているみんなに 
強くパワーを送って 
病室を後にした。 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 




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一山超えてまた.... ... 続きを読む
クロ18
結局肺が白くなったまま
改善が見られず
クロは昨晩から酸素室に入ったまま とのこと。

美味しくボイルしたササミや野菜
ヨーグルトなど
クロの好物を沢山持参してお見舞い。

グッタリしているクロを見るのは
勇気が要るが
仕方ない....

「クロちゃん、お見舞いに来ましたよ。」
クロ19
病室を覗くと
 私を見てハッ!としたクロ。

ギャン!

母さんここから出せ!
ギャン!ギャン!

もうここ数日、なにがなんだかわからないんですけど!
ギャン!ギャン!ギャン!

今日は連れて帰ってくれるんでしょうね?

....ぐったりしていなかった。
くろ21
先生「興奮すると良くないので
       別室でお話ししましょうか(笑) 」
あつを 「はい。」         
       (せっかくの美味しいおみやげ
           食べさせてあげたかったなぁ)

 見た目は元気そうなクロだが
病状は良くないらしい。

先生 「このまま肺の白みが治らないとすれば
*肺がん
*膠原病
*心臓病
あたりが原因かもしれないです。 」

は?

 先生「とりあえず酸素室で
      経過観察となりますが
        覚悟していただく必要が
        あるかもしれません。」

....え?
 
ガンマガードと輸血を乗り越えるときに
とんでもなく覚悟したのに

覚悟し終わって
乗り越えたと思ったのに

また覚悟するのですか?

....そんな....

クロが元気に動き回るので
胸水を採取するのも難しく
 (本当はもっとグッタリするんですって)
今は原因が探れないのだそうで。 

今、この元気なうちに
なんとか打つ手はないのか?

だんだん元気が無くなるのを
ただ見ていることしかできないのか?

知識の無いわたしは
なんとももどかしい気持ちで帰宅。 

くろ20
書き終えてない
年賀状を書く。

年賀状には「クロちゃん今年で13歳」
とプリントしてある。
48
↑コレ、現物です


そう、来年は戌年。
クロちゃんは13歳になるのだ。

もう、年賀状にはそうプリントしちゃってあるのだから、
クロちゃん!
頼むよ。
2018年もチョコチョコ元気に
動き回っていてくれなくては! 
 
泣かないと決めたが
泣いてしまいそうだ。 

年賀状に集中する努力をした。
 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 




*本著の無断複写は著作憲法上で禁じられております。
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分かれ道、右に行く?左に行く? ... 続きを読む

クロ14
前回のつづきです


先生「レントゲンで肺が白く写ってまして、
    抗生物質を2種に増やし様子を見ます。
   エコーで胸水も確認されていますので
 何かあったら酸素室に移しますが
よろしいですか? 」 

ペットの処置は
その都度先生が飼い主に 確認するのだな。

改めて思う。


あつを 「はい。お願いします。」


今回の病気になってから
「血液検査しておきますか?」 
 「ガンマガードは高価で副作用があるかもしれませんが
投与しますか? 」
「輸血確保できました。副作用があるかもしれませんが
輸血してよろしいですか?」

何回もクロの人生(犬生)の
分岐点でのチョイスが
わたしに委ねられるのだ。
クロ16
私が選んだ道の先に
大きな落とし穴があるかもしれない
倒木があって行き止まりかもしれない。

どんな道を選んでもクロは
私を信じてくっついて歩いてくるのだ。 


体重3キロも無い
ちっぽけなクロの
命の重さは
私には耐えられない重さとなって
毎日のしかかってくる。

犬の病気に対する知識が無いので
 「とにかくクロができるだけ苦しく無いように
そしてこの病気に打ち勝てるように
なんとかお願いします!」

と、先生に何度も訴えることしかできないのでした。
....歯がゆい。

クロ17
今お世話になっている獣医さんを
信じてないわけではないのですが、
 (もちろん信じてます)
分岐点で正しい道を選びたい!
ただその一心で

 先生との電話を切った後

ネットで口コミの良い獣医さんに
何件も飛び込みで
電話相談してしまいました。
 
どの獣医さんも
お忙しい中、丁寧に相談に乗ってくださいました。

もちろんクロのカルテがあるわけでもなく
クロを連れていっての受診でも無いので
あくまでも参考意見を伺うという感じでしたが。

本当にココで複数の獣医さんの
お話を伺えたのは
私にとってプラスになりました。
 (ネット検索で恐ろしい記事に遭遇したりして
悪い妄想ばかりがふくらんで
前向きに考えられなくなっていたので)

ずっとセカンドオピニオンを
用意しておいた方がいいかもなぁ。
と思っていたのに
重い腰をあげなかった事を反省。
ペットは人と違って喋る事ができないから
体調管理にセカンドオピニオンは必要
かつ、心強いと思いました。
セカンドオピニオン

 
翌日の肺のレントゲン結果によって
また何か分岐点がやってくるのだな...
と思うと深いため息の出てしまうわたしでした。




クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
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ガンマガードと輸血から一夜明けて ... 続きを読む
クロ13
24日の夜中は
獣医さんの元で
クロが点滴を頑張っているかと思うと
じっとしていられるわけもなく
というか
口から心臓は飛び出そうだし
下痢が止まらない。
頼りないお母さんでゴメン、クロちゃん!

(病院はスタッフが足りない上に施術が夜中なため
立ち会いは我慢してくださいとのこと )

家で携帯片手に待機するしかない。

星に祈ったり
神棚に祈ったり
ネットで今回の病名の
検索をしまくったり
 (それだけはやめておこうと思ったのだが
やってしまった )

時間の経つのの
遅いこと

獣医さんの開業の翌朝10時に
なるまで
何十時間も経った感じがした。 

無事でありますように...

無事でありますように...

無事でありますように...

朝10時

携帯が鳴った
病院からだ


 先生「 クロちゃん、点滴頑張って乗り切りましたよ。」
あつを 「あぁ。先生ありがとうございます!
  夜通しでお疲れさまです。」
先生「今  HCT30.6%まで回復していますよ。」
あつを「そうですかっ! 」
先生「今日は面会は無理なので、夕方また連絡を入れますね。」
 
あ〜。なんだか良くわからないけど、
一安心していいのかな。

ちょっと締め付けられる胸の感じが
緩んだ気がした。 


そして
夕方18時 
再度 先生からの電話。
先生 「クロちゃん頑張ってくれて、HCT30.3%維持してます。」
あつを「おぉ、そうですか!ありがとうございます!」
先生「ただですね...」
あつを「...?(嫌な予感) 」
 先生「レントゲンで肺が白く写ってまして.... 。」
クロ14
ー次回につづくー

IMG_4466

 



クロちゃん頑張ってます。
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ー前回からのつづきーワクチン免除の話に続けて先生がん⁉︎...え白内障?クロの瞳や耳、歯をマメにチェックしていたけど気づかなかったなぁ...そっか白内障か「犬は元々視力にあまり頼って生活してないから今のところ大丈夫ですよ」って「目薬やサプリも副作用が逆に気にな ... 続きを読む
ー前回からのつづきー


ワクチン免除の話に続けて先生が
よぼう2−3
ん⁉︎
...え
白内障?

クロの瞳や耳、歯をマメにチェックしていたけど
気づかなかったなぁ

...そっか
白内障か

「犬は元々視力にあまり頼って生活してないから
今のところ大丈夫ですよ」って
「目薬やサプリも副作用が逆に気になる」って
先生はおっしゃいました 

たしかにごもっとも

だけど、なにかちょっとでも
クロにしてあげられることはないかなぁ
よぼう2−4
とにかく今まで頭をよぎっても
掻き消して気づかないふりをしていた
「クロちゃんの老犬生活」
に目を向ける必要性を感じた
春の検診でした

今はとにかく
桜のきれいに咲く道を
沢山お散歩しています
それがわたしにできることかなと思います 
 

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よぼう2−2
ワクチンアレルギーを持つクロは
①〜③の手順で毎年注射を2本受けなければなりません

でも今年は...
よぼう2−1
「年齢的に」と言われました
言い忘れましたがクロは3月で12歳になりました


注射、受けなくていいそうです

クロにとってはある意味朗報なんですけど

シニア犬の仲間入りしたんだなぁと

元気だけど確実に年を重ねてるんだなぁと

なんだか寂しくなりました 

ーまだつづくー 

クロちゃん年齢参考資料
過去記事  213「64歳 男性」
↑クリックで4コマにリンクします
 
 


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4月といえば犬を飼っているみなさんのお宅に「狂犬病予防接種」の通知が届いていると思います我が家のクロちゃんも苦手な獣医さんに注射を受けに行きました獣医さんが苦手で苦手でガタガタブルブルそれだけで体調を崩すのではないかと心配するくらいのガタガタブルブル...と ... 続きを読む
4月といえば犬を飼っているみなさんのお宅に
「狂犬病予防接種」の通知が届いていると思います

我が家のクロちゃんも
苦手な獣医さんに
注射を受けに行きました
よぼう1
獣医さんが苦手で苦手で
ガタガタブルブル
それだけで体調を崩すのではないかと
心配するくらいのガタガタブルブル...
よぼう2
とっても美しい担当の先生に背を向け
わたしに救出を乞うクロ

毎年心拍も早く
体温も高く
測定されます
(緊張MAXなので)

ーつづくー

腱鞘炎のため(何度も言ってすみません)少しずつの
更新となります
(´・ω・`)ご勘弁ください 

 

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友達の腕に抱かれ花見中のクロちゃん
 
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