ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

タグ:老老介護

どれが正解かなんてやってみなけりゃわからないですよね ... 続きを読む



朝から晩まで
私はパソコンにかじりついて
作業をしていますので
コロナ禍もコロナ禍以前も
あまり生活パターンに
変化が無いのですが

はかじまい2


80を過ぎた母の生活は
このコロナ禍に
突入してからというもの

外出を避け
ただ部屋でテレビを見たり
塗り絵をしたり

毎日の日課は
夕方のニュースで報じられる
新型コロナ感染者数のチェック

その繰り返し

(以前は毎日
今日は銀座
明日は新宿
とおでかけ三昧の人でした)
この生活の変化のせいか
年齢のせいか
最近では
物忘れというか
認知症的な症状も
ちらほら見られるようになり
「このままではいけない
なんとかして
母の脳に刺激を与えたい」
と考えながらも
毎日の家事と仕事で
時間が過ぎていましたが


はか1


今回の墓じまいが
母の人生の残り時間
私の人生の残り時間
などなど
いままで以上に
深く考えるきっかけになりまして



あつを「コロナじゃなくても
いきなり何かのきっかけで
逝っちゃうこともあるんだし
怖がって家にこもり切りも
よくないんじゃない?」

母「でもコロナに罹って
死ぬのは嫌だ怖い」

あつを「家にこもりっきりでいいから
長生きしたいの?」

あつを「なんのために長生きしたいの?」

母「どうせもう長く無いから
家にいればいい」
はか2

あつを「どうせ長く無いなら
ちょっと勇気を出して気分転換に
外の空気を吸いに行ってみようよ」


あつを「車に乗って目的地まで行って
孤立したコテージかなんかに宿泊すれば
誰ともほとんど接触なしで
旅行できるよきっと」

などと説得しているうち

母「そうだね
どうせ死ぬなら
楽しんで死ななきゃね」

母も乗り気になってきた


コロナ禍
我慢が長かったせいか
ちょっとひと押ししただけで
母の気持ちは簡単におでかけ気分に
傾いた


はか3

おでかけ気分に
傾いてくれたのは良かったが
そこから先の大変な作業を
わたしはうかつにも
予測していませんでした


つづく
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考えたくない未来のお話し ... 続きを読む
にんにん1
*認認介護....認知症の者同士が介護し合う
にんにん2
20数年後
にんにん3
にんにん4



未来になにが起こるかわからないので
あんまり悩まずに
ある程度は考えながらも
毎日は楽しくやっていきたいものですが





 

*本著の無断複写は著作憲法上で禁じられております 
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