ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

タグ:若さ

イラストレーターになりたいヤング。刮目せよ。(うそ) ... 続きを読む

みなさま
おかわりなく
おすごしでしょうか?

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どうしても絵が描きたくて
入社5年目で退社
のつづきです。

「フリーのイラストレーターになりたい!」
という願望と若さだけを抱えて

独立の仕方も
出版社などのツテも
なんも無しで
退社してしまったわたし。

5年間の会社員生活で
いただいた給与は
貯蓄もせずに
家賃、生活費、個展
海外旅行に使い果たしていたので
イラストレーターとして
売り込みに集中できる期間は

退職金+失業保険でまかなえる期間だけ。
(本当、無計画で
今考えるとゾッとします。)


「自分の作品を
出版社に売り込みに行く!」

心に決めて
何人かの友達に
相談したら
とにかく自分の作品の
ポートフォリオをしっかり
作って持っていけ!
とみな同じご意見。

どくりつ1

ポートフォリオ
(作品集)
*補足*
当時、出版社などへ
イラストレーターとして
売り込みに行くには
自分の名刺
履歴書
自分の作品集
作品集の写し
(出版社に置いてもらう用)
が必要だった。



ということで
まずは
「ポートフォリオの作成。」

会社勤めの間に
沢山制作していた作品。

それを写真におさめたり
カラーコピーで複写しなければならず

今の生活からは
想像もつきませんが
コピー機に入らない
(はさめない)
大きな作品は
写真撮影。

写真を撮ったら
ネガをお店に持っていき
一週間くらい待って
現像、プリントしてもらうわけです。
(どんな風に写真が撮れているかは
見てのお楽しみ。
今のスマホで撮った写真のように
編集

トリミングや加工
なんてできません。)

それができたら
写真と
紙に描いた作品を
カラーコピー。

カラーコピーは
コンビニに機械があったので
(カラーコピー機が並んでいるそれ専門のお店も
あった気がする。
今のコインランドリーみたいな)

コンビニまで
作品をまとめて持っていき
後ろに人が並んだら譲って
先にカラーコピーしてもらいながら

何時間もコンビニに
居座って
百円玉に両替を繰り返しながら
コピーの束を作ったっけ。
どくりつ4
でもって
六本木の画材屋さんで購入した
B2サイズ黒革の
ガッチリしたファイルに
(これがまた高価で重かった...)
作品のコピーを
丁寧に入れて
ポートフォリぉの出来上がり。

履歴書を書いて
独立した自分の名刺も丁寧に作った。
(名刺は会社員時代にお世話になった
印刷会社の方に作っていただきました。)


言いたかないですけど
現像もカラーコピーも
今の生活では想像できないくらい
時間も
お金もかかったんだよなぁ。

さて
ここまでで
売り込み準備はできた。




わたしったら
もうここまでを
思い出すだけて
くたびれてます。
情けな。


IMG_8410

洗いたての頭ちゃん
日差しに煌めいて
神々しい

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