384「2月に入って-3-」
悲しい話です。苦手な方はスルーしてください。 ...
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はじめに
「悲しいお知らせは読みたくない」
と、思われる方は
ココで
この記事をスルーしてください。
*
*
*
*
*
酸素室での入院
酸素濃度50%でも
息の荒いクロ
点滴で血栓が溶けるのを待つ
クロはそんな事はわからないので
酸素室から出たくて
力の限り
鳴く
プラスチックの板を
ひっかき
板の継ぎ目を噛み切ろうとする
翌日もその翌日も
血栓は溶けている気配が見られない。
クロは相変わらず酸素室から出たがるが、
入院してから一度もご飯をたべていないので
体力も落ち
うつ伏せになっている時間が増えた。
毎日病院の開く10時から
夜7時半まで
呼吸は荒いまま
元気は日々無くなっていくクロを
酸素室の板を挟んで
見つめていた 。
自分の呼吸をクロに合わせてみると
どれだけ苦しいかがわかる。
撫でる事も
抱っこしてあげる事もできない。
酸素室から出すと
すぐに気を失ってしまう状態だからだ。
血栓が溶けるのが先か
クロの体力が尽きるのが先か...
もう、酸素室の扉を
開け放って
クロをぎゅっと抱きしめてしまいたい。
その衝動に耐える毎日だった。
「いつ亡くなってもおかしくない状態です」
と毎日獣医さんに言われ
安楽死を勧められた。
でも、血栓が溶けたら
クロは回復する
という希望がある限り
わたしと息子には安楽死を選ぶ事はできなかった。
「悲しいお知らせは読みたくない」
と、思われる方は
ココで
この記事をスルーしてください。
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酸素室での入院
酸素濃度50%でも
息の荒いクロ
点滴で血栓が溶けるのを待つ
クロはそんな事はわからないので
酸素室から出たくて
力の限り
鳴く
プラスチックの板を
ひっかき
板の継ぎ目を噛み切ろうとする
翌日もその翌日も
血栓は溶けている気配が見られない。
クロは相変わらず酸素室から出たがるが、
入院してから一度もご飯をたべていないので
体力も落ち
うつ伏せになっている時間が増えた。
毎日病院の開く10時から
夜7時半まで
呼吸は荒いまま
元気は日々無くなっていく
酸素室の板を挟んで
見つめていた 。
自分の呼吸をクロに合わせてみると
どれだけ苦しいかがわかる。
撫でる事も
抱っこしてあげる事もできない。
酸素室から出すと
すぐに気を失ってしまう状態だからだ。
血栓が溶けるのが先か
クロの体力が尽きるのが先か...
もう、酸素室の扉を
開け放って
クロをぎゅっと抱きしめてしまいたい。
その衝動に耐える毎日だった。
「いつ亡くなってもおかしくない状態です」
と毎日獣医さんに言われ
安楽死を勧められた。
でも、血栓が溶けたら
クロは回復する
という希望がある限り
わたしと息子には安楽死を選ぶ事はできなかった。