ねりきりおはぎさくらもち

イラストレーターしてます。仏像や庭園を愛でている時、幸せ感じます。チワワの頭ちゃんはかわいい娘です。

カテゴリ:クロちゃん > 免疫介在性溶血性貧血

26話目/闘病記最終回です。 ... 続きを読む
そんなこんなで
3度目の入院の5日目は
息子も一緒にお見舞いだった。

クロは最後の力を振り絞って
よろよろと立ち上がると
尻尾を振ってくれた。

そして驚く事に
差し入れで持っていった牛乳を
三回に分けて
70CCも飲んでくれたのだ!

(あとから考えれば
クロが最後の力を振り絞って
サービスで
元気な姿を見せてくれたんだろう)
クロ95

なんだか本当に嬉しくて嬉しくて
翌日6日目は牛乳と
更に栄養になりそうな
美味しい消化の良いものを
持ってお見舞いに行った。
(結局は牛乳しか飲まなかった。)

入院7日目
今日こそはちょっとでも食べておくれと
牛乳とササミを煮込んで
裏ごししたスープや
りんごのすりおろしジュース
などを作って
病院へ行く支度をしているところに
携帯が鳴った。

先生 「クロちゃん、意識が無くなっています。
延命措置、しますか? 」




延命措置
想像していたが
聞きたくなかった
その時が来てしまった。

3ヶ月前から
何度も確認されていた
 「覚悟」の時が来てしまったのだ。

延命措置をお願いしたいところだが
もし息を吹き返しても
また呼吸の苦しい
内臓の弱った
免疫力の低下した状態で
鼓動をを無理矢理に復活 させる
事になるのだ。

「終わらせる」
「終わらせない」
二つの言葉が頭の中で
渦を巻いた。

さすがにそれは
もう、私のエゴだと観念した。 
「延命措置、結構です。」
先生に告げた。

そのままクロは
他界しました。

クロ100


いつでもわたしにくっついていてくれたクロ。

本当に苦しい3ヶ月の闘病生活
無理させてごめんね。

クロが居なくなったら
なんにも面白い事が無くなってしまったよ。

でも、そんな弱音を吐いてないで

「ありがとう」がクロにいつか
言えるように
なるまで
毎日を乗り越えていくよ。

クロちゃんスタンプ




ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー



クロの闘病生活のブログは
今日で終わりとなります。

本当は「病気に打ち勝った!」
と締めくくるつもりではじめた闘病記
だったのに。

付き合ってくださった方々にも
心配させてばかりの
記事となってしまいました。
すみません。


最後に
わたしが今回の闘病で
いくつか思った事を
箇条書きにしておくので
(もちろん素人の勝手な意見です)
なにかの参考にしていただけると幸いです。
↓ ↓ ↓

① 発病の1年前に受けた狂犬病のワクチン後
アレルギー症状が出た。
(10歳までは毎年ワクチン後も元気でした )

② 発病の1年くらい前から
体毛の質感がパサパサに変わった。

病院で相談するも
血液検査などは正常。

「紫蘇油がいいらしいですよ」
などと、
クロの食生活を見直したりした。

③ 発病の半年くらい前から
お腹から後ろ足にかけて
体毛が生え揃わなくなった。 
  ↑
ネットで調べると、
「バリカン負け」なるものが
あるらしく、
それかと思っていた。
(クロはいつもサマーカットしていたので。)

ネットで「内臓系の病気でそうなる。」
という記事も目にしていたのだが
まさかクロがそんな事に
なるとは思ってもみなかったので
気にしなかった。

④ ブログにも書いたが
 免疫介在性溶血性貧血を発病して
*食欲が無くなった
*便の形状が変わり、色も
黄色やオレンジっぽくなった。
*尿の色がオレンジ(濃く)なった。
 
⑤ 今回の病気では
ステロイド剤を本当に沢山服用しました。

治療のために使う薬の
副作用に注意する。 

⑥ 今回の病気の治療の副作用として
「血栓」ができやすくなる。

⑦ 闘病自体がきついので
闘病するわんちゃん、ねこちゃんの体力が
それに耐えられるかも問題。

⑧セカンドオピニオンは必要。
もしも治療途中に病院の治療法や
獣医さんとの意見の食い違いで悩んだら
転院を申し出る勇気も必要。

⑨とにかくペットは喋れ無いので
入院しても(してなくても)
できるだけ付き添って
ちょっとした変化でも
獣医さんに報告すること。



*以上、あくまでも
これは素人のわたしの意見です。



最後に、、、
24

長期の入院や
薬漬けの生活で終わった
クロの人生

病気に気づかずに
我が家でゆっくりそっと
終わらせてあげたほうが良かったのかも
と思ったり。

でもそうしたらそうしたで
「あの時なぜ病院に行かなかったのか?」
とずっと後悔し続けるのだろうな。
と思ったり。

毎日同じ事が頭の中でぐるぐるしています。

答えは無いんだと思います。
人、それぞれ
家族、それぞれ
犬、それぞれだと思います。


*とにかく...もう少し
ペットホテルに泊めたりして
外で泊まる事に免疫をつけておけば良かった。*

クロが酸素室から出たがって
わたしに向かって
鳴いた切ない声は
きっとずっと
わたしの頭から消えないと思います。


ちょうどこのブログ最後の今日
3月5日は
クロの生前の誕生日でした。

お寺の方に言われました。

四十九日までに心を前向きに
整えて...
いつまでもメソメソしていると
安心してクロちゃんが成仏できないと。

クロの四十九日は
4月9日です。

とりあえず
4月9日までに心の整理をして
また
ここに戻って来ようと思います。

長い間
勝手にはじめた闘病記に
お付き合いいただき
ありがとうございました。

ーあつを.クロー

くろ100
昨年のお花見。友達に抱かれて。

今年も一緒にお花見したかったなぁ



 

今まで応援ありがとうございました。
ひとつでも多くの
小さな命が
助かりますように。



 
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「悲しいお知らせは読みたくない」
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クロ88
酸素室での入院

酸素濃度50%でも
息の荒いクロ

点滴で血栓が溶けるのを待つ

クロはそんな事はわからないので
酸素室から出たくて
力の限り
鳴く
プラスチックの板を
ひっかき
板の継ぎ目を噛み切ろうとする 
クロ89
翌日もその翌日も
血栓は溶けている気配が見られない。

クロは相変わらず酸素室から出たがるが、
入院してから一度もご飯をたべていないので
体力も落ち
うつ伏せになっている時間が増えた。
クロ90
毎日病院の開く10時から
夜7時半まで 


呼吸は荒いまま
元気は日々無くなっていく 
クロを
酸素室の板を挟んで
見つめていた 。

自分の呼吸をクロに合わせてみると
どれだけ苦しいかがわかる。 

撫でる事も
抱っこしてあげる事もできない。
酸素室から出すと
すぐに気を失ってしまう状態だからだ。

血栓が溶けるのが先か
クロの体力が尽きるのが先か...

もう、酸素室の扉を
開け放って
クロをぎゅっと抱きしめてしまいたい。

その衝動に耐える毎日だった。 

「いつ亡くなってもおかしくない状態です」
と毎日獣医さんに言われ
安楽死を勧められた。

でも、血栓が溶けたら
クロは回復する
という希望がある限り
わたしと息子には安楽死を選ぶ事はできなかった。


くろ94



ひとつでも
小さな命が
救われますように



 
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クロ79
点滴治療のため
朝いちばんでクロを預けて
夜病院が閉まる直前にお迎えの
日々も5日ほど続いて
なんとなくこのリズムに慣れてきた 

そんな2月12日
お迎えが済んで
その夜
20:00
前から気になっていた
クロの体の*カタカタとした揺れ*
 (1月からカタカタした震えが気になっていたのだが
   獣医さんには筋肉が落ちたせいだと言われていた )
激しくなっていることが気になり
再度病院に

20:30
「吐き気」かも
と言われ吐き気止めを処方してもらう。
 
21:00
帰宅

22:00
呼吸が荒い気がするので
クロを観察し続ける

23:00
吐き気止めが効いたせいか
ササミのボイルを沢山食べる。

*この日の朝から食欲が無くなっていた。
クロ80
明け方4時

呼吸の荒いクロを見ていられず
病院に電話。
診察時間外なので
留守電に現状の報告を入れる。

(ここでいきなり
行ったことのない救急病院に
クロを連れていくという判断は
できませんでした。)

結局いつもの通院時間と同じ
朝9時に病院へ。
クロを預けた
その足で
自分の子宮諸々の不調を治すため
わたしも病院へ。
クロ81

獣医さんからの連絡を
産婦人科の廊下で聞く。

「肝臓、胆嚢の数値が悪いのに
加えて
肺血栓の疑い
とのこと。

ここから
クロは3度目の入院となった。 

今までの点滴に
血栓を溶かす薬が追加となった。

また薬の追加...

とにかく

血栓が溶けてくれることを
祈るしかない。
クロ84

ごめんねクロちゃん。

おねがい頑張って 
クロちゃん。


辛い内容ですが
どこかの小さな命が救えればと
描き続けます。



 
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クロちゃんと同じように
闘病しているペットと
その家族の皆さんに
そして
もちろん、元気なペットと
生活している皆さんにも

「少しでも元気になってもらえたら」
「何かちょっとでも
病気の情報をお伝えできたら」と
綴っていた「クロの闘病記」でしたが



2月20日 朝
クロは亡くなってしまいました。


クロは小さい体で
本当に一生懸命
わたしが押し付けた
闘病生活を長い間こらえてくれました。

かなしくて

寂しくて

くやしくて

涙が止まらなくて

頭がうまく回らなくて

この記事をどうまとめて良いのかわかりません。

とにかくしっかり
クロの最期までを
綴っていこうと
思います。

書き綴ることで
どこかで
ひとつでも小さな命が
救われたらいいなと思っています。


*ー*ー*ー*


380話で書きましたが
クロの病状が
なんとなく回復方向になっていた
1月の終わり頃から

肝臓や胆嚢の数値の悪さが
跳ね上がってしまったため
(ステロイド剤の副作用)

再度入院となってしまいました。

しかしクロが家に帰りたがり
暴れるため
朝から夜まで病院で点滴をする
通院治療に切り替えることとなりました。

クロが元気で、
点滴のチューブを噛んだり
檻から逃げ出そうともがいてしまう為
わたしは
毎日
夕方のお迎えまで
クロには会えませんでした。
(わたしがいると余計に興奮してしまうので)
クロ70
仕方ないので家で仕事をしながら
お迎えの時間が来るのを待つ。
(医療費も毎日嵩んでいるので働かなくちゃ)

チューブを噛まないように
カラーを装着されて
喉が渇いても上手く水が飲めない
状態なのだろうと
容易に想像できる。


一方私は、婦人科の病気に膀胱炎
ついでにひどい痔まで併発してしまい、
お医者さんに
「とにかく水を飲みなさい」
と言われていて、
水を飲めないクロを想像しながら
お腹がパンパンになるくらい
水を飲まなければならない。

クロ76
本当はクロと一緒に
水断ちして応援したいところなのに...

私は私で頑張って
自分の不調を
クロの為にも
できるだけ早く治すしかないのだ。

そう言い聞かせて
水を飲み続けた。

飲んだ分
すべて涙で出て行った気もするが...

この頃の私は
点滴が効いて
元気に回復するクロの姿だけを
想像して毎日を乗り切っていました。
クロ77

 

今まで応援してくださったみなさま
ありがとうございました。
頑張って
最後まで
ブログ綴りたいと思います。



 

*本著の無断複写は著作憲法上禁じられております。 
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今年はなんだか本当についてない ... 続きを読む

毎日こなさなければならない事が
ありすぎて

体調の変化を感じつつも
感じないふりをして
年末年始を乗り切っていた

クロ73
ちょっと動くと激しい息切れ
尿意を感じて
トイレに行っても...尿が出ない
めまい
手足に力が入らない 

クロの苦しさに比べれば
なんのこれしき!
と踏ん張っていたが

我慢も限界。

産婦人科に駆け込みました。
 (また骨折中の母にクロを預けてます(笑))
クロ70
エコー診断で
今まで直径1〜2センチだった
子宮筋腫が
8センチくらいに大きくなって(複数)
お腹をパンパンに圧迫しているとのこと。
貧血数値7と倒れる寸前だった模様。

即座に腹部のMRIを撮る事となった。


くろ78


結果は一週間待ち。

MRIの結果がどうであろうと
今は入院なんてしていられないのに...。




で、1週間後
検査結果、
筋腫は悪性のものではないので
なんとかリュープリンという注射で
女性ホルモンを徐々に減らし
筋腫を縮めて経過観察をしようと
いうことになりました。

入院しなくて済んだ!

先生に 「頑張るのもホドホドにしなさい」と
やさしく怒られましたが
人員が私しかいないんだから
仕方ないのよ。
クロ71

思い返せば

クロを家族に迎える
決断をする時
本当に悩みました。
母の年齢、私の収入
息子の年齢、私の年齢....。

なんとかいけると
思って決断をしたが

...自分の更年期までは
計算していなかった!!

クロ72


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泣きっ面に蜂がぶーーーん。 ... 続きを読む

1月11日 
 HCT 31.1%
網状赤血球 150.6k/μL 
調子が良さそうなので
ステロイド剤を初回の量の75%に減量しての
様子見。

1月19日
HCT  31.6%
網状赤血球 90.7 k/μL

大丈夫そうなので
ステロイド剤を初回の50%にまで減量。

クロ65

順調にクロの調子が回復してきた!
これは、なんとか
乗り越えられるかも...❤️

なんて思っていたら
クロ66
いきなり土曜日の夜に
息子が発熱
クロ67
助太刀は骨折中の母しかいない我が家。
申し訳ないが母にクロを頼んで
夜間の救急に息子を連れていく。
 (実際は車ですよ)

結果は
みなさんご想像通りのインフルエンザでした。

クロ69
とにかく息子のインフルエンザを
もらわないように注意しながら
仕事、家事、看病を
ただひたすらこなす。 

そこに....
オーマイガッ
の大雪。

雪かきという仕事まで
オプションでついてきた。 
クロ68
もう、クロちゃんの闘病記でなく
あつをの愚痴日記になっている。
いかんいかん。

しかし、このあと
やはり
想定していた事が起こるのでした。

 
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新しい薬がやっと手に入ったというのに ... 続きを読む
クロ63

一昨日まで
HCTが下がり続けるクロの病状を
改善できるかもしれない
最後の望みの薬が
なかなか届かず
ハラハラドキドキしていた私。

あんなに薬を催促していたのに
クロの調子がなんだか
良くなってきた感じがする二日後には
クロ61
「薬をいただく前に
とにかくもう一回
血液検査をしてください!」
と申し出る身勝手な私。

先生、もちろん
血液検査してくれました。

結果は
HCT 31.1%(前回26.4)
網状赤血球 150.6k/μL (前回92.6k/μL 
まで上昇していた!

先生「良くなってますね! 」

やった!

嬉しくて嬉しくて
我慢しようとしたが
鼻が真っ赤になり
とうとう涙がこぼれ落ちた。

もう、自分でもわかっている。

ここ何週間か
本当に情緒不安定なおばさんだ。
クロ64
内臓への負担がかなりみられるので
 (ALT  493U/L)肝機能数値
この日より
ステロイド剤の量を今までの75%に下げて
処方してもらうことになった。


危機を脱した嬉しさで
口元が緩んでしまいそうだが

待合室には
病状の大変そうな子を抱える飼い主さんもいる。

くろ62
処方箋が出来上がる間
クロを見つめて
心の中で何度も
「やったね。頑張ったねクロちゃん。」
と繰り返した。


勿論、闘病はまだまだだけど
一山越えた気がした。 
IMG_4547

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もしかして....? ... 続きを読む

クロ54
成人の日の三連休明け

クロは相変わらずぺたりと伏せて寝たまま。
下痢のせいか体重も増えず
シューシューと呼吸の音だけを
静かな部屋に響かせていた。

薬の入手状況がどうにも気になって
獣医さんに電話をかけた。

先生 「連休明けたばかりなので
    連絡がつきにくいです。
            多分明日の午後にはなんとかなるかと...」

効き目があるかもと言われた薬を
入手できずに待つ日の長さ...
(いきなり欲しがっておいて勝手なのわかってます(´・ω・`))

あつを「下痢が治らなくて、体重が増えません。
何か良い方法ないですか?」

先生「ジャガイモみたいな芋類が
   効くかもしれないです。 」
あつを「やってみます!」

家でじっとしてられないわたしは
さっそくジャガイモを茹でる。
クロ53
グツグツと
ジャガイモを茹でていると
....背中に熱い視線を感じ
振り返ると
クロ55
クロのぐりんとした
大きな瞳と目が合った。

何か言いたそうだ。

何を訴えているのだろう。

ジャガイモの匂いに誘われたか?

クロ56
まだジャガイモは煮えてなかったので

新しく購入した(例の鶏を絞める話の)
ドライフードを何粒か
手のひらに乗せてクロの鼻先に
持って行った

クロ59
食べた!

クロ57
鼻息を荒くして
一生懸命食べている
クロ58
クロ「お腹が空いた
      もっとちょうだい 」

とでも言いたいのか
またわたしを見つめ続ける。

試しにまた何粒か手のひらに乗せると
ぺろっと全て食べてしまった。 

クロ57
食べる

また食べる
 
もう、なんともいえない
うれしさだ。

なんども欲しがるので
吐いたりしたら怖いなぁ...
とドキドキしながらも
欲しがるだけフードを与えた。 

(....7回おかわりしてびっくり )


クロの頭に新しく芽生えた若葉が
見えた気がした。
クロ60
犬用フードを食べなくなってから
ちょうど一ヶ月後だった。
 

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泣き言聞いてもらえますか? ... 続きを読む
クロ47
相変わらず食欲の無いクロ。
 (パンは喜んで食べる←ワガママ?)

とにかく体重を増やして
元気にさせたいのだ。


今与えているドライフードよりも
少量でも栄養価が高いものに
変えてみようかと
専門店を訪ねた。
クロ46
店員さん「よくあるフード(チキン)は
        鶏を一度に大量にガスで殺すので 
            そのガスが残っていたりするんですけど、
      こちらの商品の鶏は一羽ずつ 
   絞めて殺しているので 
     そんな事はありませんし、
         餌ももちろんオーガニックです。」
                 *店員さん談

....鶏に同情せずにはいられない話を聞いてしまったが
クロのためにと
そのオススメのフードを試しに購入した。

コレを食べてくれるといいんだけど。。。


ーココからはあつをの泣き言になります。
読みたくない方、スルーしてください。ー


実は
クロの発病の少し前に
   同居の母が階段から落ちて腰椎を骨折してまして、
 (一昨年に引き続き二度目の骨折)
 
クロの通院、看病と
母の通院、看病が
重なっている毎日なのです... 
クロ51
もちろん年末年始の
仕事や雑用も
重なって....
めっきりぐったりしていた私は
クロ52
気づいたら
洗面所で腰まで伸びた髪を
束ねた根元から
ハサミでザックリ切り落としていた。
 (あんまり記憶に無いのが怖いんですけど)

たぶん
色々重なったこの状況を
どうにかなんとか
乗り越えようという
私なりの決意表明だったのだと思う。

 「これで悪い運が断ち切れますように。
神様私に頑張り抜く力を与えてください。」

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結果が良く無い日がつづき、元気が出せません。 ... 続きを読む
毎回血液検査の結果がよくないので
もう病院に行く気持ちになれない。
本当に気が重い。



けど、仕方ない。
ということで
本日も血液検査で
経過観察
HCT 26.4%
やはり下がり続けている
(前回28.6%)
網状赤血球 92.6k/μL 

今日は担当の先生が風邪でダウンとの事で
別のドクター の診察

獣医さんは本当に激務だから
体調を崩すのも当たり前だ。
クロ48
A;免疫介在性溶血性貧血でなくて
B;非再生性免疫介在性貧血かもしれないです。

.....なにより
この病名、長い。

私が理解するに
A は赤血球は作るのだが作った赤血球を
自分で壊していってしまう。
Bは、もともと体が赤血球を作れなくなっている。

クロのHCTのなだらかな減り方
Bの非再生性免疫介在性貧血の可能性が高いというのだ。

先生「今のアラバという免疫抑制剤から
    セルセプトという薬に変えたほうが
        効き目が期待できるかもしれないです。」


あつを「なんだかわからないけど
        何にしろ下がり続けるクロのHCTが
      下げ止まるならお願いします!」

とお願いしたが、
まだ話は終わっていなかった。

先生 「Bだった場合、
              骨髄より髄液を抽出して(全身麻酔)
  成分を調べ
       脾臓が原因とわかれば
      脾臓を摘出する事で
        治る可能性もあります。」
 
...骨髄... 
...脾臓...
手術。。。
また、なんだか話が変わってきたなぁ。

先生「薬を変えるにも
   連休明けまでは
         その薬が入手できないので、
   今の薬のままで
      経過を見ましょう。」
  (なんだかもどかしいなぁ。でも、仕方ない。)
黒いものが混じった便もなかなか治らない。
アラバ(免疫抑制剤) が 肝臓に負担をかけているらしく
血液検査でALT(肝機能)は606U/L だった。
基準は10〜125 

肝臓の負担を軽減するためにプロヘパフォス
追加で処方してもらう。


当たり前だが、薬によって助けられる部分もあれば
薬によって 負担がかかる部分もあるわけだ。
 

クロ49
現在のクロのHCTの数値は
ちょうど入院する前と同じくらい。

このまま何日か経てば
また数値がどんどん下がり
先生に何度となくいわれている「覚悟」 の
時が来てしまうのだろうな。

なんとなく想像できた。 


プラスに物事が考えられなくなっている。 
クロ50
とにかく後悔したくない私に
できる事は
食欲の無いクロでも
食べられて
体力をつける事のできる食事を提供する事
くらいだろう。 

もう余分な事を考えるのはやめて
クロの喜ぶご飯を作る事に没頭した。 
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新年初の血液検査。 ... 続きを読む
年明け初の
診察日だ 

お正月、家で
美味しそうに
リンゴやパンを食べていたクロ
薬もちゃんと全部飲みましたよ。

頼むから採血で良い結果が出ますように! 
クロ44
HCT 28.6%←また下がった
網状赤血球 100.3k/μL
先生「ここで下げ止まってくれるといいんですが。」

あつを 「でも、網状赤血球が100.3に増えていて
ちょっとはいい感じではないですか? 」

先生 「病院としてはやれる事はココまでです。」
.....

先生の言葉

わかったような...
わかりたくないような....

先月まであんなに元気だったクロちゃんが
たった半月で?

嘘でしょ。

先生も簡単におっしゃるなぁ。

いやいや、
先生は毎日沢山の動物達の生死に
立ち会ってるんだもの
クロだけじゃないんだもの。
当たり前か。

頭の中で
この納得できない状況を
先生に八つ当たりしたりしている。 

家に帰って
日向で一緒の毛布で
昼寝をするクロ 
クロ45
わたしに寄り添い寝るクロの横で
ペットの葬儀会社の検索をするわたし。

考えたくないけど
もしものことがあったら
手配しなきゃならないのだから仕方ない。

と思いつつも

クロの体温をしっかり感じながら
葬儀会社の検索をするなんて。

泣かないと決めたのに

もう、涙が止まらなかった。

悔し涙だ。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





*本著の無断複写は著作憲法上で禁じられております。
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あぁ、大失敗。 ... 続きを読む

退院して
一週間が経ち
クロとの闘病生活に
慣れてきて気も緩んでいたのだろう。

クロ41
薬を飲ませる時に混ぜるヨーグルトが
終わってしまったので
近所のスーパーまで
 (本当に10分くらいの時間)
小走りで買いに行った。

クロは薬の影響で
頻繁におしっこが出るため
ケージに入れずに
そのまま出かけた。

退院してはじめて
お留守番をさせる。
クロ43
息を切らせて帰宅したが
緩い便がトイレシートの周りに散乱し
便を踏んでしまった
クロの足跡が部屋のそこここに付いていた。 
クロ42
細くなって体力も無いクロの体を
謝りながら洗う
ドライヤーの風で
飛んで行ってしまいそうだ。
「ほんとうにゴメン。」 

やっぱり
クロ一人で置いていってはダメだ。


わたしが在宅の職業なので
クロとひっついて看護できるが、
外にお勤めの方なんかは
こういう場合どうするのだろう。

誰かに頼んだり
ずっと入院させたりになるのかな。

できる限りのサポートをしよう。
と、思っても
思った半分もうまい事
サポートできてないなと思う私。

私以上に切ない気持ちの
飼い主さん達がいるであろう事を
恥ずかしい事に
犬を飼ってはじめて考えた。

 


クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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やっとあけましておめでとうございます。 ... 続きを読む
2018年 元旦
あけました
2018年をクロと一緒に迎えられた喜びはあるが

しっかりクロの体調管理 をして
1/5の再診時の血液検査まで
HCTをキープしてみせる!
という思いが強く
穏やかな正月気分とは程遠いものだった。

クロはといえば
ウンチとおしっこを繰り返すのみ。
食欲が無いために
体重は増え無い。
クロ39
新年一発目の
ウンチの観察。
やはり黒みがかっている。 

こういう時に肉類を与えると
余計便が黒くなりやすいんだそうで

本当は血を作るために
レバーでも与えたいところだが

先生に助言をいただき
カッテージチーズを
作って与えることにしました。
クロ40
栄養満点カッテージチーズ
クロ38
④のあとしっかり水洗いしてくださいね。


↑ネットより学んだ
簡単カッテージチーズの作り方。
詳しく知りたい方は
ココをクリックしてください。
クロ37
おしっこの色
臭い確認。
ウンチの色
硬さ確認。
ごはんをとにかく
なんとか食べさせて、
薬ももれなく
ちゃんと飲ませて 
体温をチェク。

その合間に
本業のイラストの
仕事をして...

あっというまに
三が日が過ぎて行きました。 



クロちゃん頑張ってます。
同じように頑張ってる皆さん
応援しています。 





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クロちゃん今年も一年ありがとう ... 続きを読む
なんとなく
クロが家にいることに
慣れてきた
退院3日目
クロ32
毎朝晩
飲み残しの無いように
薬を与えるのがわたしの責務だ。
薬の内訳は
ステロイド剤
免疫抑制剤
今のところクロの好きなヨーグルトに
粉薬を混ぜ込むことで
毎回しっかり服用してくれている。

今日の採血の結果が良くなかったら
また入院になっちゃうから
しっかり薬飲んでね。クロちゃん。

クロ35
なんて思いながら
獣医さんに行く支度をしていたら
...何?
イカスミ?
と思うような真っ黒なウンチを
クロが出した。

ネットで検索すると
タール便と言うらしいが
胃や十二指腸からの大量出血が原因で
起こる事が多く。そうなったら
即病院へ!と書いてある。

あぁ
もう、ダメか...
自分の体から血の気がひいていくのがわかる。

真っ黒なウンチの写真を
携帯で撮って

とにかく
獣医さんに急いだ。

先生 「薬のせいかもしれないですね。
      整腸剤を飲ませてあげてください。
HCTが少しずつ下がっているのが気になりますので
免疫抑制剤の量を倍にしますね。
 何か体調に変化あったら
   いつでも電話ください。
採血の結果は 
HCT  30.1%←ちょっとずつ下がっている
網状赤血球 40.7k/μL←もう少し増やしたい。
*網状赤血球は自分で赤血球を作り出す力の数値

次回の診察は来年の1/5でいいでしょう。」
とのこと
クロ36
...また薬を増やさなきゃならないのか。

体調に何か変化あったら嫌だけど
クロと一緒に年を越せる事となった。
まぁ、クロにとっては、年越しもなにもないですけども。

びっくりしたタール便も
ビオフェルミンでなんとか乗り切れそうだ。
 (ヒトにはヒトの乳酸菌。犬にもいいのか)

大晦日も新年も病院のスタッフの皆さんは
無いんだよな。
 (入院中の子もいっぱいいる)
大変なお仕事。

 「来年もよろしくおねがいします。
良いお年を」
と挨拶をして帰宅した。

今年もなんとか
クロと一緒に年を越せるのだな...
良かった


なんて年越しを噛みしめる事もなく
疲れからか
座ったまま爆睡して
2017年は過ぎてゆきました。
クロ34
 


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退院したはいいけども ... 続きを読む
退院2日目
クロ28
退院できたのは嬉しいが
3.2キロあった体重は
2.4キロまで減っていたため、
抱き上げると
細い肋骨が手のひらに 
コリコリと当たる感覚がよくわかる。
力加減を間違えたら
壊れてしまいそうだ。

抱いてクロの顔が近くに来ると 
シューシューという
呼吸の音がする。
息をするのも
大変なのだろう。

クロ29
ステロイド剤(プレドニゾロン)
免疫抑制剤(アラバ)
抗生物質(セファレキシン)
など
を処方されているのだが 
薬のせいで
喉が乾くらしく
水をガブガブ飲む。
そして
15分〜20分おきに
おしっこをする。
 
ヨロヨロしながら
何度も何度も繰り返す。

頑張れクロちゃん。
クロ30
それは夜中も同じことで
何度も繰り返す。

付き添う私は
クロのトイレの横で仮眠をとることとなった。 

...こうやって
寝ないでおしっこシートを交換する日は
何日続くのだろう。
 (まだ二日目です(笑))

おしっことうんち以外の時間は
ペッタリして寝ている時間が多い。
くろ31
そんなクロも

大好物の食パンを焼く
オーブンの音がすると
嬉しそうに起き上がる。

ほんのひとかけらだが
嬉しそうに美味しそうに
ハフハフ食べる。

そのひと時が
私にとっても
クロにとっても
本当に嬉しい時間だ。 


クロちゃん頑張ってます。
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とうとうその日が来た ... 続きを読む
覚悟してくださいと言われた
肺の白い影も
胸水も
だんだんと自然消滅してゆきました。

結局はガンマガード 50cc+輸血90cc 
の水分量がクロにとっては負担で
一時的にそのような副反応が出たのではないか?

とのことでした。

先生は「本当に珍しいケースなんです。」
とおっしゃるが
「覚悟」「覚悟」で
心臓に悪い。

クロ24
本日はHCT  32%
肝臓、腎臓異常なし

入院7日目にして
退院許可がおりました。
と言っても明後日には再診で血液検査。
その結果によっては再度入院もありなんですけどね。

じつは
もう2度とクロを連れて
家に帰れないと思っていたので
退院許可を頂いた時は
ついつい嬉し涙がこみあげてきました。

クロ26
↑感動の退院....
こんな想像してました。 

クロ25
でも実際は
お会計と薬を待合室で待っている間も
狼のようなクロ... 

カートのネットを食いちぎって
外に出ようと必死です。

本当に病院から脱出したいのね....

恐ろしい形相。

 (前足の指と指の間もなんだか開いて
爪の形がちょっと変形していたので
きっと檻から出ようと
毎日ガリガリやっていたのだろうなと推測できた。)

家に帰ってゆっくりしようね。

帰りの車中で
カートのファスナーを自力で開け
飛び出してきたクロを
 運転しながら片手で
カートにねじ込もうとしたら
手を何回か噛まれました。

退院早々
「コラァ!」 
 と叫ぶ私。
クロ27
....理想の退院光景ではありませんが
それでもなんだか
嬉しい帰路でした。 
 


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犬にとっての12歳は ... 続きを読む
「覚悟してください」
と言われた翌朝
病院より電話

先生「朝の血液検査でHCT33%を維持
レントゲンで肺の白い影が取れてきました
酸素室から出ましたよ。」

え?
え?

あつを「それって良いお知らせって事ですよね?」

入院してからというもの
病状が毎日違うので
その都度
喜んだり落ち込んだりが激しくて
どうにかなりそうだ。

とにかく今朝は良いお知らせで嬉しい。
美味しいものを持って
冬休み中の息子とお見舞いに。
クロ22
 「いっぱい食べて
 いっぱい飲んで
 いっぱい出して
 早く良くなれ」
念じながらヨーグルトを食べさせる。
(フードは食べないが、ヨーグルトやパンならたべる)


クロの入院している部屋には
あと9匹のワンちゃんが入院している。 

それぞれの扉に
点滴の機械と
その子の名前や病状が書いてある
プレートが貼ってある。

びっくりした事に
どの子も12歳だ。

ワンコにとって12歳は
なにかスイッチの切り替わる年齢なのだろうか。

クロが入院した時からの
顔馴染みも5匹いる。

犬種は色々だが
 みんな女の子だ。 

それぞれのケージに
それぞれの飼い主さんが持参した
毛布やらオモチャやらが
入っている。

その子たちの
普段の生活がなんとなく想像できる。
女の子だから
みんなピンク系の毛布だ。

クロ23

 みんなグッタリして
ぺちゃんこに寝ているが
息が苦しいのか
激しくお腹が上下している子もいる。 

わたしには何の力も無いのはわかっているが

 「早く良くなって
年越しはお家で過ごせますように」 
と入院しているみんなに 
強くパワーを送って 
病室を後にした。 



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一山超えてまた.... ... 続きを読む
クロ18
結局肺が白くなったまま
改善が見られず
クロは昨晩から酸素室に入ったまま とのこと。

美味しくボイルしたササミや野菜
ヨーグルトなど
クロの好物を沢山持参してお見舞い。

グッタリしているクロを見るのは
勇気が要るが
仕方ない....

「クロちゃん、お見舞いに来ましたよ。」
クロ19
病室を覗くと
 私を見てハッ!としたクロ。

ギャン!

母さんここから出せ!
ギャン!ギャン!

もうここ数日、なにがなんだかわからないんですけど!
ギャン!ギャン!ギャン!

今日は連れて帰ってくれるんでしょうね?

....ぐったりしていなかった。
くろ21
先生「興奮すると良くないので
       別室でお話ししましょうか(笑) 」
あつを 「はい。」         
       (せっかくの美味しいおみやげ
           食べさせてあげたかったなぁ)

 見た目は元気そうなクロだが
病状は良くないらしい。

先生 「このまま肺の白みが治らないとすれば
*肺がん
*膠原病
*心臓病
あたりが原因かもしれないです。 」

は?

 先生「とりあえず酸素室で
      経過観察となりますが
        覚悟していただく必要が
        あるかもしれません。」

....え?
 
ガンマガードと輸血を乗り越えるときに
とんでもなく覚悟したのに

覚悟し終わって
乗り越えたと思ったのに

また覚悟するのですか?

....そんな....

クロが元気に動き回るので
胸水を採取するのも難しく
 (本当はもっとグッタリするんですって)
今は原因が探れないのだそうで。 

今、この元気なうちに
なんとか打つ手はないのか?

だんだん元気が無くなるのを
ただ見ていることしかできないのか?

知識の無いわたしは
なんとももどかしい気持ちで帰宅。 

くろ20
書き終えてない
年賀状を書く。

年賀状には「クロちゃん今年で13歳」
とプリントしてある。
48
↑コレ、現物です


そう、来年は戌年。
クロちゃんは13歳になるのだ。

もう、年賀状にはそうプリントしちゃってあるのだから、
クロちゃん!
頼むよ。
2018年もチョコチョコ元気に
動き回っていてくれなくては! 
 
泣かないと決めたが
泣いてしまいそうだ。 

年賀状に集中する努力をした。
 



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分かれ道、右に行く?左に行く? ... 続きを読む

クロ14
前回のつづきです


先生「レントゲンで肺が白く写ってまして、
    抗生物質を2種に増やし様子を見ます。
   エコーで胸水も確認されていますので
 何かあったら酸素室に移しますが
よろしいですか? 」 

ペットの処置は
その都度先生が飼い主に 確認するのだな。

改めて思う。


あつを 「はい。お願いします。」


今回の病気になってから
「血液検査しておきますか?」 
 「ガンマガードは高価で副作用があるかもしれませんが
投与しますか? 」
「輸血確保できました。副作用があるかもしれませんが
輸血してよろしいですか?」

何回もクロの人生(犬生)の
分岐点でのチョイスが
わたしに委ねられるのだ。
クロ16
私が選んだ道の先に
大きな落とし穴があるかもしれない
倒木があって行き止まりかもしれない。

どんな道を選んでもクロは
私を信じてくっついて歩いてくるのだ。 


体重3キロも無い
ちっぽけなクロの
命の重さは
私には耐えられない重さとなって
毎日のしかかってくる。

犬の病気に対する知識が無いので
 「とにかくクロができるだけ苦しく無いように
そしてこの病気に打ち勝てるように
なんとかお願いします!」

と、先生に何度も訴えることしかできないのでした。
....歯がゆい。

クロ17
今お世話になっている獣医さんを
信じてないわけではないのですが、
 (もちろん信じてます)
分岐点で正しい道を選びたい!
ただその一心で

 先生との電話を切った後

ネットで口コミの良い獣医さんに
何件も飛び込みで
電話相談してしまいました。
 
どの獣医さんも
お忙しい中、丁寧に相談に乗ってくださいました。

もちろんクロのカルテがあるわけでもなく
クロを連れていっての受診でも無いので
あくまでも参考意見を伺うという感じでしたが。

本当にココで複数の獣医さんの
お話を伺えたのは
私にとってプラスになりました。
 (ネット検索で恐ろしい記事に遭遇したりして
悪い妄想ばかりがふくらんで
前向きに考えられなくなっていたので)

ずっとセカンドオピニオンを
用意しておいた方がいいかもなぁ。
と思っていたのに
重い腰をあげなかった事を反省。
ペットは人と違って喋る事ができないから
体調管理にセカンドオピニオンは必要
かつ、心強いと思いました。
セカンドオピニオン

 
翌日の肺のレントゲン結果によって
また何か分岐点がやってくるのだな...
と思うと深いため息の出てしまうわたしでした。




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ガンマガードと輸血から一夜明けて ... 続きを読む
クロ13
24日の夜中は
獣医さんの元で
クロが点滴を頑張っているかと思うと
じっとしていられるわけもなく
というか
口から心臓は飛び出そうだし
下痢が止まらない。
頼りないお母さんでゴメン、クロちゃん!

(病院はスタッフが足りない上に施術が夜中なため
立ち会いは我慢してくださいとのこと )

家で携帯片手に待機するしかない。

星に祈ったり
神棚に祈ったり
ネットで今回の病名の
検索をしまくったり
 (それだけはやめておこうと思ったのだが
やってしまった )

時間の経つのの
遅いこと

獣医さんの開業の翌朝10時に
なるまで
何十時間も経った感じがした。 

無事でありますように...

無事でありますように...

無事でありますように...

朝10時

携帯が鳴った
病院からだ


 先生「 クロちゃん、点滴頑張って乗り切りましたよ。」
あつを 「あぁ。先生ありがとうございます!
  夜通しでお疲れさまです。」
先生「今  HCT30.6%まで回復していますよ。」
あつを「そうですかっ! 」
先生「今日は面会は無理なので、夕方また連絡を入れますね。」
 
あ〜。なんだか良くわからないけど、
一安心していいのかな。

ちょっと締め付けられる胸の感じが
緩んだ気がした。 


そして
夕方18時 
再度 先生からの電話。
先生 「クロちゃん頑張ってくれて、HCT30.3%維持してます。」
あつを「おぉ、そうですか!ありがとうございます!」
先生「ただですね...」
あつを「...?(嫌な予感) 」
 先生「レントゲンで肺が白く写ってまして.... 。」
クロ14
ー次回につづくー

IMG_4466

 



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クリスマスイブの夜だというのに ... 続きを読む
クロ12
いつも掃除機をかけ始めると
クロが飛び乗るソファーの上に
クロがいない。
クロ13
ご飯が好きで
炊飯器の蓋をパカッと開けると
駆け寄ってくるクロがいない。 

たった一日の入院で
泣き出しそうになる
へなちょこな私。

絶対治るまで泣かない。

12月24日 入院2日目

朝の採血で HCT17.8% 
午後の採血にはHCT14%まで低下。 
-基準値は37.3〜61.7-

獣医さんと相談の上
輸血90cc
ガンマガード50cc
を夜20時から4時間ほどかけて投与してもらうことを決定。

ガンマガードは免疫の病気で"一時的な対処として"使用されるらしく
進行性の免疫病を一時的に持ち直しておいて、
その間に薬を効かせたり
治療を行うということのよう。)

この薬が効いてくれることを祈る。

バイトで遅くに帰ってきた息子と
とりあえずクリスマスイブなので
ケーキを食べた
クロ11
こんなに味のしないケーキは
生まれてはじめてだ。
砂を噛むようなって
こういうこというのかな。

ひたすら空に向かって
クロの無事を祈る
クリスマスイブの夜でした。




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とうとうクロちゃん入院。 ... 続きを読む
12月19日
獣医さんに再診
ふたたび採血

あわせて攻核抗体検査
(免疫介在性溶血性貧血の可能性を判断する検査)

前回32.9%だったHCT(ヘマトグリット値)が29.3%に

貧血が気になるとのことで
ステロイドの薬を処方してもらう。
この薬によって免疫力が下がるため
一緒に抗生物質の薬ももらう。 

12月23日
受診

この日ももちろん採血

前回29.3%だったHCTは20.3%に
だんだん減っている

獣医さんの判断で
前立腺癌ではなく免疫介在性溶血性貧血の疑いとなり、
*免疫介在性溶血生貧血....なんらかの理由で免疫システムが
自分の赤血球を攻撃して破壊していってしまう病気。

ここより入院。
強めのステロイド剤の点滴開始。


あっという間に
入院が決まり
状況判断ができないわたしと息子。

見た目はちょっと元気が無さそうなくらいで
いつも通りのクロだから
余計納得できない。


クロをそのまま病院に残し
私一人帰宅。
クロ9
.....
静まり返った我が家。
閉じたままのわたしの口。

毎日、クロにどれだけ話しかけていたか
痛感する。
(他に話し相手が居ないともいう)

年末は職業柄、繁忙期なので
助かった。

病院からの連絡がすぐ取れるように
携帯を脇に置き、

1月2日までに仕上げなければならない
仕事をただ黙々と進めた。
クロ10
IMG_4456

静か過ぎて
自分の慌てふためいて
ドキドキする鼓動が
耳の中に響いていた。



クロちゃん頑張ってます。
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とうとう獣医さんに。。。 ... 続きを読む

2017年
12月16日

クロ8
ちょっとした違いなんだけど
やはりここ数週間
クロの様子はおかしい気がする。

でもこんな微妙な症状で病院に連れて行ったら
 「過保護な飼い主」と思われちゃうだろうか。

クロはただでさえ病院が苦手なので
体調が悪いのに
更に病院で緊張することによって
余計負担をかけてしまうのではないだろうか。

ムニムニムニ....

色々と考えあぐねたが
後で後悔したくないので
思い切って獣医さんに連れて行くことにしました。
クロ7

調子がおかしいなと思ってから
すでに3週間が経っていました。


で、なにはともあれ
ー血液検査ー

IMG_4447

炎症や感染症の指標となる
CRP数値が
オーバーで測定不能

直腸の触診
腹部エコーなど
検査してもらった結果

症状からして
前立腺癌の疑いあり

(え?
それを避けたくて
去勢したのに
前立腺癌?)
なることあるんだそうです。

先生 「前立腺癌は転移しやすく
手術を繰り返しても
       改善できないパターンが多いです。
    痛みを無理に我慢させるより
          海外では安楽死を選択する方も多いです。
先々、どうされるか
   考えておいてください。」


....え

そんな....


その日は様子見で
抗生物質を処方してもらいました。

クロがだんだんおじいさんになって行くのは
覚悟していたけど
いきなり「癌」だなんて言われると
もう、どうしたら良いのか
頭の中はぐしゃぐしゃになりました。

クロを脇に乗せて
運転する帰り道、
クロの大きな瞳には
並木道の
クリスマスイルミネーションがキラキラ
写り込んでいました。


*12/16*
HCT  32.9%

(HCT:ヘマトクリット、血液中に占める血球の体積の割合を示す数値




クロちゃん頑張ってます。
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やはり年齢だけではない? ... 続きを読む

わたしは紅葉の中
クロと散歩するのが
大好きでして、
クロ5
2017年もお気楽に
クロを抱えて
(散歩コースがお寺の境内などなので抱っこ)
赤や黄色に染まったいつもの道を
パシャパシャと写真を撮りながら
毎日散歩していました。 


IMG_4319


IMG_4374
どの写真も
片手にクロを抱えていますよ。 
(そして私はお気楽気分です)

紅葉もそろそろ終わりかな
という感じになってきた
12月中旬、
クロ6
散歩の時のクロの歩みが
遅くなった気がしました。

そしていつも散歩では
大きな便を何回か出すクロなのですが、

ここ何日か
散歩で便を出していない。。。 

なんとなくわたしを見つめる
クロの目が
 「母さん、疲れた」
と言っているように見えました。
 



クロちゃん頑張ってます。
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