385「2月に入って-4-」
26話目/闘病記最終回です。 ...
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そんなこんなで
3度目の入院の5日目は
息子も一緒にお見舞いだった。
クロは最後の力を振り絞って
よろよろと立ち上がると
尻尾を振ってくれた。
そして驚く事に
差し入れで持っていった牛乳を
三回に分けて
70CCも飲んでくれたのだ!
(あとから考えれば
クロが最後の力を振り絞って
サービスで
元気な姿を見せてくれたんだろう)
なんだか本当に嬉しくて嬉しくて
翌日6日目は牛乳と
更に栄養になりそうな
美味しい消化の良いものを
持ってお見舞いに行った。
(結局は牛乳しか飲まなかった。)
入院7日目
今日こそはちょっとでも食べておくれと
牛乳とササミを煮込んで
裏ごししたスープや
りんごのすりおろしジュース
などを作って
病院へ行く支度をしているところに
携帯が鳴った。
先生 「クロちゃん、意識が無くなっています。
延命措置、しますか? 」
。
。
。
延命措置
想像していたが
聞きたくなかった
その時が来てしまった。
3ヶ月前から
何度も確認されていた
「覚悟」の時が来てしまったのだ。
延命措置をお願いしたいところだが
もし息を吹き返しても
また呼吸の苦しい
内臓の弱った
免疫力の低下した状態で
鼓動をを無理矢理に復活 させる
事になるのだ。
「終わらせる」
「終わらせない」
二つの言葉が頭の中で
渦を巻いた。
さすがにそれは
もう、私のエゴだと観念した。
「延命措置、結構です。」
先生に告げた。
そのままクロは
他界しました。
いつでもわたしにくっついていてくれたクロ。
本当に苦しい3ヶ月の闘病生活
無理させてごめんね。
クロが居なくなったら
なんにも面白い事が無くなってしまったよ。
でも、そんな弱音を吐いてないで
「ありがとう」がクロにいつか
言えるように
なるまで
毎日を乗り越えていくよ。
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
クロの闘病生活のブログは
今日で終わりとなります。
本当は「病気に打ち勝った!」
と締めくくるつもりではじめた闘病記
だったのに。
付き合ってくださった方々にも
心配させてばかりの
記事となってしまいました。
すみません。
最後に
わたしが今回の闘病で
いくつか思った事を
箇条書きにしておくので
(もちろん素人の勝手な意見です)
なにかの参考にしていただけると幸いです。
↓ ↓ ↓
① 発病の1年前に受けた狂犬病のワクチン後
アレルギー症状が出た。
(10歳までは毎年ワクチン後も元気でした )
② 発病の1年くらい前から
体毛の質感がパサパサに変わった。
↑
病院で相談するも
血液検査などは正常。
「紫蘇油がいいらしいですよ」
などと、
クロの食生活を見直したりした。
③ 発病の半年くらい前から
お腹から後ろ足にかけて
体毛が生え揃わなくなった。 ↑
ネットで調べると、
「バリカン負け」なるものが
あるらしく、
それかと思っていた。
(クロはいつもサマーカットしていたので。)
ネットで「内臓系の病気でそうなる。」
という記事も目にしていたのだが
まさかクロがそんな事に
なるとは思ってもみなかったので
気にしなかった。
④ ブログにも書いたが
免疫介在性溶血性貧血を発病して
*食欲が無くなった
*便の形状が変わり、色も
黄色やオレンジっぽくなった。
*尿の色がオレンジ(濃く)なった。
⑤ 今回の病気では
ステロイド剤を本当に沢山服用しました。
↑
治療のために使う薬の
副作用に注意する。
⑥ 今回の病気の治療の副作用として
「血栓」ができやすくなる。
⑦ 闘病自体がきついので
闘病するわんちゃん、ねこちゃんの体力が
それに耐えられるかも問題。
⑧セカンドオピニオンは必要。
もしも治療途中に病院の治療法や
獣医さんとの意見の食い違いで悩んだら
転院を申し出る勇気も必要。
⑨とにかくペットは喋れ無いので
入院しても(してなくても)
できるだけ付き添って
ちょっとした変化でも
獣医さんに報告すること。
*以上、あくまでも
これは素人のわたしの意見です。
最後に、、、
長期の入院や
薬漬けの生活で終わった
クロの人生
病気に気づかずに
我が家でゆっくりそっと
終わらせてあげたほうが良かったのかも
と思ったり。
でもそうしたらそうしたで
「あの時なぜ病院に行かなかったのか?」
とずっと後悔し続けるのだろうな。
と思ったり。
毎日同じ事が頭の中でぐるぐるしています。
答えは無いんだと思います。
人、それぞれ
家族、それぞれ
犬、それぞれだと思います。
*とにかく...もう少し
ペットホテルに泊めたりして
外で泊まる事に免疫をつけておけば良かった。*
クロが酸素室から出たがって
わたしに向かって
鳴いた切ない声は
きっとずっと
わたしの頭から消えないと思います。
ちょうどこのブログ最後の今日
3月5日は
クロの生前の誕生日でした。
お寺の方に言われました。
四十九日までに心を前向きに
整えて...
いつまでもメソメソしていると
安心してクロちゃんが成仏できないと。
クロの四十九日は
4月9日です。
とりあえず
4月9日までに心の整理をして
また
ここに戻って来ようと思います。
長い間
勝手にはじめた闘病記に
お付き合いいただき
ありがとうございました。
ーあつを.クロー
昨年のお花見。友達に抱かれて。
今年も一緒にお花見したかったなぁ
3度目の入院の5日目は
息子も一緒にお見舞いだった。
クロは最後の力を振り絞って
よろよろと立ち上がると
尻尾を振ってくれた。
そして驚く事に
差し入れで持っていった牛乳を
三回に分けて
70CCも飲んでくれたのだ!
(あとから考えれば
クロが最後の力を振り絞って
サービスで
元気な姿を見せてくれたんだろう)
なんだか本当に嬉しくて嬉しくて
翌日6日目は牛乳と
更に栄養になりそうな
美味しい消化の良いものを
持ってお見舞いに行った。
(結局は牛乳しか飲まなかった。)
入院7日目
今日こそはちょっとでも食べておくれと
牛乳とササミを煮込んで
裏ごししたスープや
りんごのすりおろしジュース
などを作って
病院へ行く支度をしているところに
携帯が鳴った。
先生 「クロちゃん、意識が無くなっています。
延命措置、しますか? 」
。
。
。
延命措置
想像していたが
聞きたくなかった
その時が来てしまった。
3ヶ月前から
何度も確認されていた
「覚悟」の時が来てしまったのだ。
延命措置をお願いしたいところだが
もし息を吹き返しても
また呼吸の苦しい
内臓の弱った
免疫力の低下した状態で
鼓動をを無理矢理に復活 させる
事になるのだ。
「終わらせる」
「終わらせない」
二つの言葉が頭の中で
渦を巻いた。
さすがにそれは
もう、私のエゴだと観念した。
「延命措置、結構です。」
先生に告げた。
そのままクロは
他界しました。
いつでもわたしにくっついていてくれたクロ。
本当に苦しい3ヶ月の闘病生活
無理させてごめんね。
クロが居なくなったら
なんにも面白い事が無くなってしまったよ。
でも、そんな弱音を吐いてないで
「ありがとう」がクロにいつか
言えるように
なるまで
毎日を乗り越えていくよ。
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
クロの闘病生活のブログは
今日で終わりとなります。
本当は「病気に打ち勝った!」
と締めくくるつもりではじめた闘病記
だったのに。
付き合ってくださった方々にも
心配させてばかりの
記事となってしまいました。
すみません。
最後に
わたしが今回の闘病で
いくつか思った事を
箇条書きにしておくので
(もちろん素人の勝手な意見です)
なにかの参考にしていただけると幸いです。
↓ ↓ ↓
① 発病の1年前に受けた狂犬病のワクチン後
アレルギー症状が出た。
(10歳までは毎年ワクチン後も元気でした )
② 発病の1年くらい前から
体毛の質感がパサパサに変わった。
↑
病院で相談するも
血液検査などは正常。
「紫蘇油がいいらしいですよ」
などと、
クロの食生活を見直したりした。
③ 発病の半年くらい前から
お腹から後ろ足にかけて
体毛が生え揃わなくなった。
ネットで調べると、
「バリカン負け」なるものが
あるらしく、
それかと思っていた。
(クロはいつもサマーカットしていたので。)
ネットで「内臓系の病気でそうなる。」
という記事も目にしていたのだが
まさかクロがそんな事に
なるとは思ってもみなかったので
気にしなかった。
④ ブログにも書いたが
免疫介在性溶血性貧血を発病して
*食欲が無くなった
*便の形状が変わり、色も
黄色やオレンジっぽくなった。
*尿の色がオレンジ(濃く)なった。
⑤ 今回の病気では
ステロイド剤を本当に沢山服用しました。
↑
治療のために使う薬の
副作用に注意する。
⑥ 今回の病気の治療の副作用として
「血栓」ができやすくなる。
⑦ 闘病自体がきついので
闘病するわんちゃん、ねこちゃんの体力が
それに耐えられるかも問題。
⑧セカンドオピニオンは必要。
もしも治療途中に病院の治療法や
獣医さんとの意見の食い違いで悩んだら
転院を申し出る勇気も必要。
⑨とにかくペットは喋れ無いので
入院しても(してなくても)
できるだけ付き添って
ちょっとした変化でも
獣医さんに報告すること。
*以上、あくまでも
これは素人のわたしの意見です。
最後に、、、
長期の入院や
薬漬けの生活で終わった
クロの人生
病気に気づかずに
我が家でゆっくりそっと
終わらせてあげたほうが良かったのかも
と思ったり。
でもそうしたらそうしたで
「あの時なぜ病院に行かなかったのか?」
とずっと後悔し続けるのだろうな。
と思ったり。
毎日同じ事が頭の中でぐるぐるしています。
答えは無いんだと思います。
人、それぞれ
家族、それぞれ
犬、それぞれだと思います。
*とにかく...もう少し
ペットホテルに泊めたりして
外で泊まる事に免疫をつけておけば良かった。*
クロが酸素室から出たがって
わたしに向かって
鳴いた切ない声は
きっとずっと
わたしの頭から消えないと思います。
ちょうどこのブログ最後の今日
3月5日は
クロの生前の誕生日でした。
お寺の方に言われました。
四十九日までに心を前向きに
整えて...
いつまでもメソメソしていると
安心してクロちゃんが成仏できないと。
クロの四十九日は
4月9日です。
とりあえず
4月9日までに心の整理をして
また
ここに戻って来ようと思います。
長い間
勝手にはじめた闘病記に
お付き合いいただき
ありがとうございました。
ーあつを.クロー
昨年のお花見。友達に抱かれて。
今年も一緒にお花見したかったなぁ